ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

今日はゆっくりするつもりだったのに、天気があまりによいので、洗濯機4回も回してしまった。それで勢いがついて、なんだかんだ忙しく過ごしてしまいクタクタである。本来かなりダラ人間なんだけど、Pとの暮らしが始まってから「Pが寝てるうちに家事やっとこ…

そういえば先日、父と電話で近況報告をしあう夢を見た。ちゃんと、夢の中で父は死んでいて、向こうの世界との電話が繋がっているという設定だった。私は「子育て大変だよ、お父さん生きてたら手伝って欲しかったよ」というようなことを言った。父は、「こっ…

一回忌

父の死から一年が経った。この一年、自分自身の変化もあまりに大きかったし、初めて経験することが多かったというのもあり、すごく早かったような、気が遠くなるほど長かったような、変な気分。 父が亡くなった直後よりも、なぜか今のほうが、「父がもう居な…

新盆

あっという間に新盆だ。 亡くなってから、父は何回か夢に出てきた。うち二回くらいは、本当に夢枕に立っていたのではないかと思うほどリアルで、そのときの父はもうすっかり体の具合は良くなったと上機嫌なので、なんとなく安心している。また母のところには…

#33

去る11月15日、父は他界しました。 11月の初めには自分の口から飲食ができなくなり、いよいよかと思ったのですが、そこから一旦は復活して、12日の往診では先生に「この調子で行けば年も越せるかも」とまで言われたそうで、なんとなく皆ひと安心したのにその…

#32

父の容態は、日一日と変化があり安定しないものの、平均的に見るとそれなりに悪くない感じだ。食欲のない日は水もなかなか飲めずに母をヤキモキさせる。母は父がほんの半日ほど喉にものが通らないだけで、すぐに「もうだめだ」と大騒ぎして家族全員を呼ぶけ…

#31

若干の回復。プリンをほぼひとつ食べた。りんごも一口食べた。水も牛乳も飲めた、ということは口から薬を飲むこともできた。すると脳圧が下がり、やはり意識もややはっきりする。ろくに目もあかず言葉など到底出ないが、幼馴染が見舞いに来るとわかったら、…

#30

1031 朝、母より電話。父が目を開けず、食べたものを吐いてしまい、それから食べもの飲みものが喉を通らなくなったとの話。喉を通らないというのは、苦しくてとかではなく、脳からの指令が届かずに飲み込むという動作ができないということだ。父は脳以外にあ…

#29/癌について

父、退院。病院から介護タクシーにて軽く二世帯住宅っぽく出来上がった弟の新居まで。実家とは同じ区内であるが、市街地への近さが断然違う新しい家では、往診してくれるお医者さんもいるしヘルパーさんも来やすい。弟たちがいつでもすぐに駆けつけられる距…

#28

入院中の父、来週には退院することが決まった。ぶっちゃけ、最期を家で迎えるための退院である。が……実際のところどうなんよ。 主治医は去年の病気発覚時点で「年は越せない」と言っていたが、もう年を越して10ヶ月目。その後も、夏まで生きられないとか夏は…

#27

金曜の夕方、一人でふらりと病室を訪れると、父は強気。母がいると煙草を吸わせてもらえないのは解っているので、子どもが来たときにここぞとばかり「煙草を吸わせろ」とうるさい。病室では吸ってはいけないから、早く自分で立てるようになって煙草を吸いに…

#26

脳腫瘍が「奇跡的に(←医師曰く)」小さくなっている、という父だが、先週帰省したときもエライつらそうであった。骨折した部分がえらい痛いらしく、「こんな状態で生きていくより死にたい、殺してくれ」などという。しかし、トイレや食事の際にはちょっとの…

#25

先週末、病院で写真撮ったら(造影剤を入れてないけど)、どうやら腫瘍が小さくなっている!? と言われて、どうなんだろうそれ。本当ならば、すごいことだし嬉しいけどね。デカドロンも減らしていいって言われてるし、そうなれば全身のむくみも軽減するだろう…

#24

父は毎日、とは言えないががんばって通っていた仕事を、とうとう辞めた。7月末まではがんばる、と先週末に言っていたのだが、そこまでも持たず、29日が最後となった。病気の発覚から8ヶ月、すごく大変だったのだと思う。ほとんど精神力だけでもっていたよう…

#23

主治医に「もう手術は無理」と言われたとかで、ひどく弱気になっている。死ぬ死ぬ言ってる。ガンマナイフの先生にそろそろ診てもらう予定のはずが、母が行きたがらないという。怖いのだろうな、と思う。これで放射線治療ももうできないとなると、いよいよだ…

#22

今回もガンマナイフを担当してくださった先生。初め(再発して相談に行ったとき)は5月12日のとおりあまり前向きじゃないという感じだったのだが、MRIをとってよくよく見たらまだもうちょっと頑張れそうだということで、様子を見ながらまた2ヵ月後にもここで…

#21

金曜日、目やにがひどく出て「これは脳から来るものに違いない」と散々母と騒いでいたが、「まあ落ち着いて病院行ってみてもらいな」と勧めて、今日病院に行かせた。結果、目にばい菌が入ったか何かの単なる炎症だった。いくら癌だからといっても、癌以外の…

#20

先日のMRIの結果、脳の腫瘍はひとつが大きくなっており、また新たな腫瘍が(まだ小さいけど)ひとつ見つかってしまった。 1月にガンマナイフを担当してくださった先生のお話を伺う。父はどうしても開頭はしたくないということなので、治療するとなれば放射線…

#19

先日、久々のMRIで腫瘍が若干大きくなっていることが発覚したらしい。非常に悔しい。 母は随分と混乱している様子でアレコレ立ち回っているようだったが、素人がない知恵を絞ったって癌は治らないんだから、と落ち着ける。ちなみに私は外科的手術をしたほう…

#18

基本的には変わらず元気。4月には階段上って二階の寝室に行くことができなかったけど、今は大変そうながら階段の上り下りもできている様子。夜も以前と比べるとずいぶん眠れるようになっているみたいで、早朝(3時台とか)に目が覚めたら一人で散歩などに行…

#17

上半身のむくみ(デカドロンによる副作用)がかなり大変。でも、下半身は劣化の一途。よって、足が身体を支えられない状況にある様子。今はもう二階の寝室に行くことができないので(つらいだけで、本当はできなくないのだけれど)、一階で寝ているらしい。…

#16

母はなんでもすぐ洗脳されやすい人なので、昨日買って帰った本がさっそく効いているようだ。家でできる「がんに効くこと」がたくさん書かれている本。私は、代替医療に縋りすぎることはちょっと違うんじゃないかと感じるけれど、母が父についてネガティブに…

#15

なんだかんだいって久々に父と顔を合わせる。 父は意外と、というとなんだが、意外と(←やっぱそれしか言いようがない)元気そうで良かった。今はもう、多すぎない程度にお酒を飲んでいるし、大好きだった煙草も、本当はいけないんだけれどストレスを溜めな…

#14

父と母、結婚34周年。そのお祝いとバレンタインを兼ねて、トップスのショコラノワールを買って実家へ。珍しく夫も連れていかず、弟たちにも声をかけず、単身で。 先週までの父は良好で、雪が降った日などは、母の運転が危ないからと一人でバスと電車を乗り継…

#13

還暦である。 ただでさえおめでたいことなのだが、昨年12月に転移性脳腫瘍つまり癌が発見されて一時は年を越すのも難しいかもと医者から言われた父の還暦というわけで、これはめでたい。嗚呼しかしこの2ヶ月は私にとっても本当に長かった。体感的には、もう…

#12

年末、自宅に戻った父。 もちろん身体に問題がないというわけではないが、今のところガンマナイフ治療の予定が2回入っているだけで(ガンマナイフ治療の場合、前後1日以外は入院の必要がない)、検査という検査をしつくしてしまったから入院している理由がな…

#11

21日、K病院で同位元素検査。翌日、「結果ですが……私は専門でないのですが、やはり首から下には何も見つかりませんでした」との結果。これで、この病院でできるすべての検査をやってしまった結果、原発巣が不明ということに。むー、なんだか収まりの悪い結論…

#10

何日かまとめて。●14(金) 父、ガンマナイフやる病院へ転院。私はバイト休みの日だったのだが、いろいろと事情があってほんの2時間だけ出勤。その後、千葉へ下る。病院は遠いので行かず、直接実家へ。犬の散歩、先日は偉そうに振る舞っていた犬だが、そろそ…

#09

母からの電話で、やはりボケのような症状が出ているらしいことを知る。ボケといっても完全にぼけてしまっているわけではないので、きっとプライドの高い父はそんな自分にいちいち傷ついているのではないかと思った。弟1に電話してその不安を伝えると、「病…

#08

母は仕事の日。私もバイトがあるので、家のことを少々やってから、東京へ戻る…と思ってたけど、時間がちょっとだけあったのでちらっと病院に立ち寄ってみた。 父は大腸内視鏡検査を控え腸洗浄剤(下剤のものすごいやつ)を飲み、トイレとベッドを行き来して…