ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

愛の風見鶏/田辺聖子

やはり田辺聖子さんはすばらしい。 どれほどすばらしいかって、まだ最後の一篇を読んでいなかったのに、酔った勢いで友人に「ぜひ読んで」とこの本を無理やり貸してしまったほどすばらしい。ああすばらしい。 自身があとがきに書かれているとおり、これは恋…

特別講習の生リースです。作ったのは昨日です。 本当はレギュラーのコースで来週ツリーを作るので、そんなにクリスマスものばっかいらんよ、と思ったのだが、先生が「生リースだけは、すべての生徒さんに一度はやってもらいたい」と言うので、そこまで言うな…

対岸の彼女 (文春文庫)/角田光代

買うだけで満足して積んでいた文庫本に、ようやく手をつけたよ第一弾。あらすじをかいつまんで言うと、対極に見える二人の女がいて、それはもう完全に陰と陽みたいな真逆の性質を持つのだが、実は根っこに同じものを持っている、みたいな話だ(違うかも……。…

オトナの遠足#2 相模湖

父の死から一週間。喪に服さなくていいのかと言われそうだけれど、自分的に気持ちをどんどん前に向かせるために、アグレッシブに外に出る所存。というわけで、行ってきましたわかさぎ釣り。 朝5時に家に迎えに来てもらい、暗いうちに出発。渋滞があったりし…

葬儀周辺でいろいろあったメモ

●親戚が集まって話してたこと。昭和40年以降ぐらいに生まれた従兄弟や従兄弟の子供やら私ら姉弟も含めてみんなが「お下がり」として一度は着たことがあるという伝説の子供用コート。いろんな子供たちをめぐりめぐって、最初にそれを買った家の孫(平成生まれ…

#33

去る11月15日、父は他界しました。 11月の初めには自分の口から飲食ができなくなり、いよいよかと思ったのですが、そこから一旦は復活して、12日の往診では先生に「この調子で行けば年も越せるかも」とまで言われたそうで、なんとなく皆ひと安心したのにその…

今回もホリゾント。細長くて全体入れると遠景になってしまうので、写真は中途半端に。2回目なので、ほぼ先生に頼らず一人で頑張る感じ……でやったら、ちょっと微妙な形になったな。でも、家帰って昼寝してからもう一回見たら、とてもいい形に思えてきた不思議…

#32

父の容態は、日一日と変化があり安定しないものの、平均的に見るとそれなりに悪くない感じだ。食欲のない日は水もなかなか飲めずに母をヤキモキさせる。母は父がほんの半日ほど喉にものが通らないだけで、すぐに「もうだめだ」と大騒ぎして家族全員を呼ぶけ…

謎の発熱は四日目。本音を言えば東京の「自分の家」で過ごしたほうが絶対に良いのだが、母に「じゅんちゃんだけお父さんの死に目に会えなかったらかわいそう」としつこく泣き落とされて、私はまた千葉に帰ってきた。 私だってそりゃあ父のそばにはなるべくい…

#31

若干の回復。プリンをほぼひとつ食べた。りんごも一口食べた。水も牛乳も飲めた、ということは口から薬を飲むこともできた。すると脳圧が下がり、やはり意識もややはっきりする。ろくに目もあかず言葉など到底出ないが、幼馴染が見舞いに来るとわかったら、…

10/27に書いた日記は、やはり夢でした。

#30

1031 朝、母より電話。父が目を開けず、食べたものを吐いてしまい、それから食べもの飲みものが喉を通らなくなったとの話。喉を通らないというのは、苦しくてとかではなく、脳からの指令が届かずに飲み込むという動作ができないということだ。父は脳以外にあ…