ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

#20

先日のMRIの結果、脳の腫瘍はひとつが大きくなっており、また新たな腫瘍が(まだ小さいけど)ひとつ見つかってしまった。
1月にガンマナイフを担当してくださった先生のお話を伺う。父はどうしても開頭はしたくないということなので、治療するとなれば放射線治療しかない。先生は、正直言ってこの段階になってまたガンマナイフ治療を行うのは自分にとってもリスキーだしできればやりたくないが、乗りかかった船というかなんというか、それでも希望するというのであれば私がやりますと言ってくださった。
でも、結局どんな治療をするにしても(もしくはしないにしても)、今のようにまあまあ普通の生活ができて仕事にも通えるという状態は、あと2ヶ月3ヶ月だろう、と。これは生死という意味での余命宣告ではなくて、だけどいわば人間らしく生きられる期限、みたいなものだと説明された。今の父は不幸中の幸いで、非常に重い状況であるにもかかわらず視野が狭くなっていることくらいしか症状が出ていないのだけれど(身体のむくみは薬の副作用でしかない)、2ヶ月3ヶ月経った後は少しずついろいろな機能が麻痺していき、最後には眠るように亡くなるだろうという話だった。
さすがに、いろいろと覚悟せざるを得ない。とりあえず、今の私にできることは何なのか、考える。てか(この期に及んでそんなことを心配するかと言われそうだが)夏フェスとか行ってられる身分なのだろうか私は。