ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

さんさいだもの

先日、三歳の誕生日を「自分がひとつ歳をとるという意味をそれなりに理解して迎える初めての誕生日」と書いたが、どうやら本当にその通りで、最近のPはいつも自分の年齢を意識している。
新しく習得したことがあると「もう三歳だから、おにいちゃんだから」と胸を張ることもあるし、(何かをできて誉められたときに)「二歳の時からできたけどねー」と言ってみたり。そうかと思えば「Pはまだ三歳のこどもだから」と、言い訳をしたりもするようになって、面白いやらイラッとするやら。誰に教わったのか、都合よく三歳という立場を利用していやがるよ。
ところで今日「あら、髪伸びたねー。そろそろ切らなきゃね」とPの頭をナデナデしながら言ったら、例によって「三歳になったからいっぱい伸びたんだよねー」とか言い出した。テキトーな私が「うん、そうだねー」と返事をすると、Pは鼻息を荒くして「三歳だから足も大きくなったでしょ」などというので「うんうん、大きくなったねえ」と相槌を打っていると、Pさんたら、とんでもないこと言い出したよ。
「足も大きくなったからそろそろ切らなきゃね」「えっ」
だいぶ普通に会話が成立するようになったと思っていたが、三歳の思考回路はまだまだミラクルだなと思った。