ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

ママズクラブシアター

以前、ママ友さんに誘われて初めて知ったママズクラブシアター。六本木のTOHOシネマズで週に一回ほど、赤ちゃん連れの人のみを対象にした上映があるという(お台場でもやってる)。上映中の照明を明るめに、音量は小さめにして、子どもが騒いでもお互い様で楽しみましょうということらしい。誘われた時は結局スケジュールが合わず行けなかったのだが、どんなもんだか一度近いうちに行ってみようと思っていた。で、今日行ってみたのだった。今日の上映は「ノルウェイの森」だったんだが、春樹大嫌い*1を自称する私がこの日を選んだのは、静かな映画のほうが子ども連れて行きやすそうと思って。
12:55からの上映なので、12:00過ぎくらいに現地に到着。その時点で、出口に近い通路側の席は全部埋まってた。Pがぐずりだしたら授乳で誤魔化そうと思ったので、私は人目につきにくそうな最後列の適当な席を選んだ。で、上映前にPにご飯を食べさせてから着席。
お腹がいっぱいで寝るかなと思いきや、Pは初めての場所やら雰囲気やらに興奮して、膝の上で大騒ぎ。しかし最初の濡れ場が始まるとおとなしくスクリーンに釘付けになり(それはそれで大丈夫か……?)、それから眠くなったようで、授乳したらすぐ落ちて最後までぐっすりだった。
外はベビーカーがズラリと並んでいて壮観だったけれど、席は思ったほど混んではいなかった。観ていたのは25組ほどの親子だっただろうか。ほとんどが通路側か最後列の席で、中ほどはガランとしていた印象。周囲を見回すと、ほとんど最初から最後まで立ってゆらゆら抱っこしながら観てる人もいたし、歩けるぐらいの子どもを好き勝手に遊ばせている人もいた。前述のとおりPは割と早い段階で熟睡してくれたのだが、ほとんどの子どもたちは1時間を過ぎたあたりからギャーギャー泣き喚いていた。うん、やはり子どもの忍耐力はそんなもんだよなあ。
思うによほどの映画好きでない限り、わざわざ赤ん坊を連れてまで映画館には行くものではないなあ。苦労のほうが大きいもの。ポップコーンとか買ってる人は、食べる余裕あったのかなあ。映画をじっくり観たいならDVDやテレビのほうが余程ちゃんと観れる。でも、たまにはこういう雰囲気も楽しみたいというなら、子育ての合間の気晴らしとしてはとても良いものだとも思う。こんな機会でもなければわざわざ六本木まで遊びに行くこともなかったし、私としては行って良かったな。二人目なんか産んだ日にゃそれこそ映画なんかゆっくり観にいけなくなるから、今のうちにこういうのを楽しんでおきたい。
映画「ノルウェイの森」については、まあなんだ、その時代の空気と春樹臭さはよく描けていたな、ぐらいの感想にとどめとく。

*1:というと語弊があるのだが本筋ではないので詳細は省略。