ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

家がほしい(4)

新築マンションのモデルルームを見て夢膨らんだ私たち。しかし、ここで現実問題どうよ、と考える。私たちが家を買う際に優先されるべき条件は、主に価格・間取り・利便性の3点。あとは細かいところがいろいろあるけれど、オプションのようなものだ。モデルルームを見て、価格は買える範囲だし、間取りも十分だとは思ったけれど、やっぱりなんか引っかかる。
まず利便性。見に行ったモデルルームのマンション現地は、駅にして現在の我が家から1駅。そこから歩いて十数分だけど、逆側へ徒歩10分程度いったところに違う線の駅もあり、2線2駅歩ける。しかも周囲には商店街が多数あって、利便性はかなり高いと言える。の、ですが! ちょっと待て。それ言うなら現在の我が家は3線3駅歩けるし、スーパーとコンビニとドラッグストアが至近で、寂れてるけど味のある商店街もあるじゃないか。築30年の賃貸と比べるのはナンだけど、この環境を一度手にしたら、なかなか「便利」と思える住処ってない。それに、買ったとしてもゆくゆく貸しに出す可能性が高いわけで、古くなってもそれなりの家賃が取れる場所というとやはり駅から近いほうがいいよねー。
そして、その物件が板橋区なのがひっかかる。いや、これって条件とは別に私個人のワガママ。板橋区が嫌いなわけじゃないんだが、もともと私は文京区に住みたい。というかむしろ文京区にしか住みたくなかった。今は妥協して豊島区に住んでいるけれど、それも隣接区だからと思えばこそなのであって、板橋区ではいとしの文京区にかすりもしないのだ。
でも文京区で新築なんつったら親の援助をあてにできない私たちには届かない蜃気楼。つうかそもそも賃貸より地価の高いところに持ち家を買おうなんて考えが無謀すぎるんだけど。普通は、ちょっと田舎に行くよな…。
でも負けないよ。幸い、私も夫も新築にはまったくこだわらない。そんじゃ中古でとりあえず文京区あたり探してみるかー。と、ネットを駆使して調べ始めたのですが…つづく。