ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

家が欲しい(5)

新築モデルルームにいろいろ思うところあった我々。
そこでいろいろ不動産サイトを探してみると、まあいろいろある。中でも気になったのは、千駄木五丁目にある一戸建て。登記上は築45年(!)なのだが、ビフォアアフターみたいな感じで完全にリフォームしてある新しい家。少々狭くなるが2〜3人で暮らすには十分だし、なにしろ文京区。これでなんと3000万円以下。相場を考えると安すぎなのだが、どうやら再建築不可物件だかららしい。建築基準法で定められた接道がないから建て直しはできない、と(だからほぼ新築にリフォームしてあっても、新築扱いにならない)。
でも全然OKな気がした。私が独身時代にひとりで住んでいたアパートも、同じように登記上は古いけれどほぼ新築(今思えば再建築不可物件だったんだろう)で、山手線駅徒歩7分の25平米で5万円台という破格だった。住んでいてまったく不都合なことはなかった。ああいうかんじでしょ。
これはひょっとして、小さくても文京区に一軒家を構える夢が叶う!?
ウハウハしながら再建築不可物件について調べを進めると、新たな情報が。「再建築不可物件は、銀行ローンが使えない」て。3000万円も持っていない御茶ノ水…。一応ダメモトで、不動産屋に「この物件てやっぱローン使えないですよね」と聞いてみたけど、やっぱダメって即レスだった。ちなみに消費者金融ならローンを組めるらしいけど、それって明らかに30年かけて返していくようなノリじゃないよな。
つまりあれだ。いくら破格に安い家といっても貧乏人には買えない。
というか本来、再建築不可物件ってこんな立派にリフォームしないでボロ家のまま1000万円ぐらいで売り出すもののようだ。なるほどそれなら確かにちょっと親借金すれば買える。利息なしで親にゆるーく返済しつつ、当面はボロ家に住みながらリフォーム資金を貯めていって、自分の好きなようにリフォームできたらそのほうがいいじゃんか。なんで勝手にリフォームしちゃうのよ!
まあ、再建築不可はもちろんそれ以外にもいろんな問題はあるし(私としてはまったく気にしない程度の問題だけど)、憤慨してもしょうがないよね…とキッパリ諦めて次のターゲットを探す私であった…つづく。