ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

SALTISH NIGHT vol.X

於・中野サンプラザ。ピアニスト塩谷哲さんの恒例ライブ、つっても私は初めて行ったんですが、今回は10周年ということでゲストもたくさん。すばらしいコラボレーションをたくさん観ることができました。
まずはSKOOP ON SOMEBODYのKO-ICHIROさん。なんだかかしこまっているような感じがしましたが、息は合ってた。というかピアノ2台の演奏って素敵ーて思って観てた。これが本当に序の口であることを、そのときの私は未だ知らない。
続いて手嶌葵さん。名前しか知らなかったんだけど、いいですね。声も歌も。若いのにすごい世界観を背負っている感じがした。めっちゃ緊張してたっぽいけど。あと、なんか客席から「あおいちゃんガンバッテ〜」というキモい声援を飛ばしている人が約一名いたので、うーん、と思った。
そして矢井田瞳さん。そもそもこのライブに行きたいと思ったのは、札幌で観たヤイコのオトノシズクというアコースティックライブで競演していたのがとても良かったから。息が合うというか、空気が合う感じのコンビネーション。ヤイコは結構長いこと歌っていて、途中で佐藤竹善さんが出てきて一緒にボサノヴァ調のダリンダリンを歌ったり、サンタ姿で登場した小曽根真さんとのダブルピアノで歌ったり。いい感じだった。
そしてヤイコが下がったら小曽根真アワーですよ。圧巻というか、なんか超越してた。他の皆さんも優れたミュージシャンだろうに、技術はもちろん存在感というかオーラと言うか、なんか段違いですごかった。なのにMCで喋ると、飾らないただのオッサンというところも、とても良かった。
ここで竹善さん再登場。これまたすばらしい演奏の数々。でも喋りは完全にオッサンたちの会話で、なんだかそれも良かった。竹善さんの普段着っぷりもいかす。
一年を締めくくるのに、そしてクリスマス気分を味わうのに、とても良い時間となった。いろいろ考えさせられたりもしたけど、それも含めてよかった。