ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

はじめる。

ちょい前のことになるけど、先日とあるイベントでオリジナルのハーブティーを手売りしてきた。
そうだ、ここではあんまり明言してなかった気がするけど、いろいろ紆余曲折があった結果、私はこれからなんとかしてハーブ屋をやろうと思っているのである(脱法のやつじゃねーよ!)。しかし、ただハーブティーを売ってもつまらない。精油なんか仕入れて売るのはもっとつまらない。というか、そんなこたあもう既にやっている人や会社がいっぱいあるし、そこに食い込んでいくのは大変だしぃ〜。
だから私なりに、私がアロマだとかハーブだとかに乗っけられる付加価値とは何なのか。ということを、ここ半年ほどずっと考えてきた。
結論はまだはっきりとは出てないけど、アロマやハーブを仕事にするっていうとセラピストになるか講師になるかショップ作って売るか、みたいな選択肢しかない時点ですごいクローズドな業界だなと思うし、資格商法と言われても仕方ないよなとも思う。それに、現在の勤務先を含むいろんなアロマやハーブのメーカーやショップを見て、皆だいたい売り方が一辺倒なのね。それぞれにコダワリとかはあるんだろうけど、なんかこう、オシャレとか、癒しとか、ナチュラル?オーガニック?そんなイメージばかりで、がんばってもせいぜいさわやか、すこやか程度。そういう枠を作って、決してはみ出ようとしない。はみ出たら売れないのかなー。でもなんかもっと、そうじゃない売り方ってできないかな。
って話がそれたよ!
そんなわけで、今回出たイベントはこれからやりたいことのはじめの一歩というか、いよいよの布石というか。これまで頭の中だけでうじうじと考えていた部分を、とにかく形にして、人にわかってもらおうという行動を始めた次第。
手売りつったら文学フリマ以来で、こうして改めてやってみると、本もハーブティーも自分で作った作品という意味ではまったく同じで、内容に込めた想いがあり、いろいろなコダワリもあり。試しに手にとって開いてもらう、という部分を、試しに口にしてもらう、という形にするため、試飲をたくさん出したんだけど、今回はそれが奏功して(味にはそれなりに自信があったけど)けっこう予想外に売れた。
ずっと自分の頭の中だけで紆余曲折していたけれど、外界とのやりとりはよい刺激になった、というか。やっぱり人と話をすることで見えてくるものもたくさんあるし、なによりそれによって私なりの付加価値が分かる気がすると思ったので、これからしばらくはそういうことに執心したい、と思ったこともあり、同じように何かをやっている人たち……ちまたで絶賛バッシングされ中だけど、ママ起業?主婦起業?みたいな人たちと、アメブロで交流とかしてみた。そして、気づいた。
アメブロのママ起業の人たちとの交流は、まるで昔のテキストサイト村みたいだった!
あんまり書くとアレなのでアレするけど、テキストサイトがアクセスアップする仕組みと、ママ起業でお客さんがくる仕組みって全く同じだったんだ。こんなこと、皆知ってた事実なのかな? 私は知らなかったので、結構目鱗だったわ。でもまあ、考えれば分かることだったか。
たぶんこういうのって元々は仕掛け人とかいなくて、どんなところにいても自然発生するものなのだろうなと思った。で、一部の利に敏い人がそこに目をつけて、市場を広げるために(?)プチ起業ブームみたいな流れを作ったのだろう。まあ、それで多くの主婦が「気づき」だとか「学び」だとか自己実現感みたいなんを得て充足し、交友関係を広げて、毎日を楽しく過ごせてるんだから、それは決して悪いことではないと思った。
でも、少なくとも私がこれからやりたい新しいことは、ママ起業ではできないことなのかもしれない。ママ起業のしくみは、それはそれとして片足を突っ込んでおいて、もっと違う形を模索しなければならん。
まあ色々と、模索の日々です。でも早いところ「形」を作りたいよ。がんばんべ。