ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

MRI体験記

やっべー本厄ってばもうガシガシきまくりですわ。やりたい放題ですか。
というわけでいろいろ体調がおかしくて病院行ったら変なものが見つかって、その日のうちに別病院にてMRIを受けることになっちゃった。まだ結果わからないから能天気に「また人生の経験値アップしちゃうわ〜」ぐらいの気持ちでチャレンジ☆(と、結果によっては洒落にならんので、洒落になるうちに書いとく)
紹介されて行った病院の放射線科。受付前でしばし待たされる。
検査室の前で光る「磁場発生中」の文字。なんか圧倒されるよ磁場。そういやここに来る前、紹介元の婦人科で事前に答えた問診票には「閉所恐怖症ではない」という項目もあったし、一体どんなおどろおどろしい場所なのー!と不安がつのる。
が、いざ中に通されてみると、そこは普通に明るい室内で、カプセルようの装置がどーんとあるだけであった。ああそういえばこんな感じのテレビで見たことあるわねー、と、ビビりすぎの自分をちょっぴり恥じ入る…。技師さん(というの?)も若くてかわいらしい女性だったので、うっかりリラックス。
身につけている金属という金属を外し、検査着に着替えたら早速開始。台に仰向けに寝かされ、お腹が動かないよう板とベルトでしっかり固定され(腰骨にベルトがあたり「あいたたた」と思わず不平が漏れる)、さらに毛布で体全体をくるまれた。ミイラにでもなった気分。で、その状態で簡単な説明を受けたあと、優雅にクラシックが流れるヘッドホンを装着して、いよいよカプセルイン♡
「じゃあ始めまーす」
ヘッドホンから技師さんの声がしたと思ったら、ビ〜〜〜〜ガコーンガコーンガコーンてすごい音が鳴り始めた。いや確かにさっき「工事現場くらいの音がしますが我慢してくださいね」と言ってたけど、びっくらこいた。ヘッドホンから流れる音楽も結構な音量だけど、まったく聞こえないじゃん。
とまあ初めはびっくりしたものの、音には慣れるのが人間。ヘッドホンから時々流れる「息を吸ってー、吐いてーー、はい呼吸止めてください
 
 
 
 
 
はいっ、楽にして良いですよ〜」という指示に従って息苦しくなりながらも、不思議と眠くなるのは毛布にくるまっているせいか、カプセルの中にいる安心感からか。ふと目を閉じると、なんだかもう宇宙ていうかね。ガコーンガコーンガコーンて音が、本当に私を輪切りにしているような気がして、それが不思議と嫌じゃない。気分的には、もっとやっちゃって。という感じ。
そんでうっとりして気がついたら本当に寝てた。終了。
着替えて受付に戻り、10分ほど待っていると、もう自分の輪切り写真ができている。会計とともにそれを受け取ったので家に帰ってから見てみたけど、自分の腹の中に何が出来てるのか素人の私にはよくわからんかった。ただ素人目にもはっきり解るのは、分厚い脂肪の層があることだけ…。
そうして私は、こんなにたっぷり脂肪蓄えた人間に重大な病気があるとは思えないので、たぶん検査結果も大丈夫だと確信したのでありました。