ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

家が欲しい(8)

そして、近所の一軒家を見に行った朝にチラシが入ってたのでついでに予約した、これまた近所のマンション内見に。
実はここ、今の街に引っ越してきたときから「いいなーこのマンソン」と、そこに住んでいる人を密かに羨望のまなざしで見つめていたところである。広くてきれいに整備された敷地にででーんと3棟がそびえる大規模マンション(ごちゃごちゃした豊島区の中ではかなり大きいほう)で、住所表示としては今の私たちが住んでいるところと丁目まで同じなのに、ここだけ異次元つーか独立した街みたいだなーと思っていた。
実際その敷地内に足を踏み入れると、なんだか懐かしい空気。私たちが住んでいるところよりさらに交通の便がいいのに都会の冷たいイメージはなく、ちょっと行けば下町の商店街もたくさんある町にありながら馴れ馴れしい感じもなく、なんというか新興住宅地育ちの私に心地よいユルさとある程度のきちんと感が妙に肌になじみ、いい雰囲気だナーと素直に思った。
で、物件。こちらもまだ売主さん在住で、どちらかというとお宅訪問。売主さんは私らより推定10歳くらい上の夫婦で子ナシ。夫はジャーナリスト風、妻はSOHOワーカー風。3LDKの部屋を1SLDKに改造して猫と一緒に暮らしている。ホラなんかもうこの時点でアレじゃん、同じ築10年といってもこの前の一戸建てより、そりゃ素敵に見えますわよ(ちなみに一戸建ての売主は、30代後半ぐらいの息子とその母と伯母?の3人暮らしだった)。日当たりも風通しも良いし、間取りもさすが二人暮らしにカスタマイズされているだけあって私の理想とほぼ一緒だし。
まあ気になる点としては、住居が2階で、窓から見下ろす風景が線路っていうことだ(それが山手線ならむしろ嬉しいくらいだが、埼京線だからなー)。まあ2階ならエレベータ待ちをしなくていいという利点もあるし、窓の向こうに線路がある限り日当たりはある程度保証されるので、ものは考えよう。あと猫を飼ってたのが少し気になる、という程度。ペット飼えるのは嬉しいけど、犬派だし。
とまあ、そんなこんなの諸条件から、家に帰り着く頃にはこの物件にかなり心を動かされていた夫と私。そのマンションは既に購入意志を示している先客が1組いる上に、私たちの後にも物件を見に来る予定が何組かあるらしい。
さてどうなる? というところで、つづく。