ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

家が欲しい(7)

中古についてはとりあえず一旦保留している間に、資料請求していたある新築マンションの営業さんから熱心に(決してしつこくはない)お電話をいただいた。資料を見てちょっと引っかかる点があったのだが、新築といえ既に建築済で実際の部屋が見られるメリットがあり、私が独身時代最後に一人暮らししていたアパートから目と鼻の先というロケーションということもあったので、久々にあの街を散歩してみるかというぐらいの気持ちで行ってみることに。

住所としては、隣の建物だったら文京区に入るのにーー!という本当に惜しい場所。でもまあ山手線内側で駅から徒歩7分、スーパーもコンビニもスポーツクラブも総合病院も近くて、住みやすい街というのは実際住んでたから知ってる。歩いてみて、この街にもういちど住みたいなーと思ったし、買っちゃうかも、と少しだけ思った。
物件自体は正直言って狭いけど、立地と価格を考えたら全然我慢できる範囲内。都心のマンションは高騰しているので、おそらく次に同じような立地に同じような物件が出たらもっと高いんだろうなあ、と。

で。実はここ、住居用に売り出されてるのは3戸だけ。うち2戸は既に売れていて、ラスト1戸の、まあ言ってはなんだがいわゆる売れ残りなわけで、すでに営業さんも1人体制で現地待機という状況で。

よくよく話を聞けば、実はそのラスト1戸も売れそうな状態なんだが、実は買おうとしてる人のローン審査が通らず、親借金など他の金策があるかどうか交渉中という段階だったらしい。今にして思えば、あの熱心な営業は単に「ひまだーさみしいよー誰か遊びにきてくれよー」なノリだったのかも。

まあ、おかげさまで2時間ぐらい、無駄なセールストークほとんどナシで、みっちりとマンション購入についての質疑応答ができた。ローンについてとか税金についてとか。「勉強になりましたありがとうございます」と言って帰った。営業さんに「奥さん、仕事できそうな人ですね」と言われた。なんだその中途半端なホメ言葉。

一応、もし私たちが買うことになったらモデルルームで使った家具を全部くれるって約束したんだけど、結局その2日後ぐらいに「すみませんやっぱり売れちゃいました」って電話北。まあ、実際の部屋を見て「賃貸だったら迷わず住みたいけど、買うのはちょっとなー」というぐらいの微妙な感じだったので、かえって良かったわ。お勉強にもなったし、無駄じゃなかったと思いつつ、つづく。