ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

別に制作じゃないんだが、実家から私宛に届いていた郵便物が幾つか送られてきた。で、その中の1つに「文芸学科 ゼミ雑誌35年―学内誌の歴史と検証―」のDMがあった。
http://www.art.nihon-u.ac.jp/literary/topics/
よしもとばなな群ようこ大鶴義丹 文芸学科から巣立った作家たちが在学時代に制作したゼミ雑誌も含め1968年〜2003年発行の1000冊余を展示」だとさ。むおー。行きてえ。東京住んでたら絶対行ってるよ。つうか講演も座談会ももう終わっちゃってるけど展示だけでも見たい。芸祭の時にまとめてこういうイベントやってくれればいいのに(芸祭もたぶん行けないけど)。35年分、1000冊余のゼミ雑誌てことは、だいたい全て網羅してるってことか。私が書いたやつもあるのか。鬱だけど貴重な資料だね。はぁ。
ところで、上記の文芸学科のサイトでは、ゼミ雑誌とはこういうものだという説明になっている↓

各ゼミがひとつの編集部として機能し、
どんなブックデザインにするか?
作品集的な内容にするのか?
雑誌的な内容にするのか?……
指導教官の指導のもと、
ゼミの学生が自主的に企画編集し、
収録する小説などの作品も自ら執筆していきます。
さらには予算内でどこまで凝った本づくりができるか、
印刷所と交渉するところまで含めた、
実際の本づくりと同じ過程を学ぶことができるのです。

が、こんなことまでやった覚えがない。私は創作コースの中でも最も純文寄りというか、つまり書くこと以外に特に興味がない人ばかりのゼミにいたため、デザインなんて出来る人はいないし拘らない、内容も作品集以外に考えないし、それぞれ個人で作品を書いて寄せ集め、印刷屋さんにゲラ出してもらって、自分の作品は自分で校正するってくらいで(校正の知識だってほとんど無かった。あの時ちゃんとやっていれば、今の仕事にも随分役に立つはずなのに!)印刷屋さんに任せっぱなしいう状態で、ゼミ雑誌なんて言っても本当に悲しいほどお粗末な冊子だった。今の子たちは、みんな凝ってるなあ(私らのころにも凝っているゼミはあったが)。
それはそれで学ぶところはたくさんあったけど、もっと印刷や製本について学んでおくべきだった。ほんと悔やまれる。
で、今の私は勉強しながら本作りの準備中です。ISBN取得とかいろいろ考えてたけど、ちょっと発想の転換をして、もうすこし自分らしく、面白いことをやろうかなあと思ってます。
何にせよ、勉強に時間がかかってイクナイです。大学に何をしに行ってたのかと。