ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

なつやすみおわり

長かったPの夏休みも、今日で終わり。しんどかった、イライラすることも多々あった、けどまあ楽しくもあったな。とにかく子供ふたりとどっぷり向き合った一ヶ月半。お陰でふたりともすっかりおかあさんっ子になってしまい、困っているけれど。
兄妹ふたりとも大きく成長したと思う。私たちからすれば、長かったといってもあっという間に過ぎ去った夏休みだけど、子供にとってはとても長い時間だってことは経験上よくわかってる。そして、大人になったらほとんど覚えてないことも(特にQは全く覚えてないと思うけど)。
それでも、濃密できらきらした印象を少しでも残せたらいいな。
話は変わるが、今日、夫にPを遊びに連れ出してもらったのだが、帰ってきたPに「おかえり、つかれたでしょー」と言うも、疲れた顔してるくせにかたくなに「疲れてない」の一点張り。だので、「生まれてから一度も疲れたことがないの?」と聞くと(分かりにくいけどプロレスネタです)、「生まれるときが一番疲れた」などと言う。
これは…!と思い、「生まれてきたときのこと覚えてるの?」と聞いてみたら「うん。こうなってて(胎児のように体を丸めて)、えいって最初耳まで出て、それから全部出た」と言う。結構、ひょえーと思った。
胎児の姿勢も、赤ちゃんが頭から出てくることも教えてないし。耳まで出たってのはあれか、私のいきみが足りず頭が出たものの肩で引っ掛かって、先生たちにお腹を押されてようやく外に出されたことを言ってるのかしら。と、私の記憶しているお産とも符合する発言だったので、ちょっと驚いた。
つい何週間か前には、まさかとは思いますがそれってもしや卵子時代の記憶では?みたいな話もしていて(お母さんのお腹のなかには卵がいっぱいあって、そこではいつもQちゃんと二人で遊んでた、とかなんとか)、三歳ぐらいになるとそういう話が聞けるとは聞いていたけど、ほんとにあるもんなんだなあとしみじみ驚いている。
三十を過ぎて、きっと私はこのまま子供を授からないんだろうなと思い始めていたところから、なぜか二人の子に両脇を固められて寝る現在に至るまで、ずっと不思議な奇跡が続いているんだなあ、とか。まあ、すげえ大変だった夏休みだけど、それもひっくるめて全部いいプレゼントだと今は思う。誰か知らんけどありがとう。大切にします。