ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

トムとジェリーに関するあれやこれや

Pが最近好きなもの。相変わらずのプロレス、安定のカエラちゃん、そしてCOWCOWに代わって(中の人は同じだが)あたりまえ体操。それに加えて、今何よりも一番のお気に入りは、トムとジェリーである。
しかも、自分でYoutube内を辿って行き着いたらしく、気がついたら見てた。たぶんトーマスあたりの関連動画だったのかな。トムジェリは夫も私も好きだから、これまでに見せたことがなかったわけではないが、特に反応が良かったわけでもないのにと不思議に感じたけど、たぶん自分で面白いもん発掘したぞーという愛着もあるのだろう。
今やYoutubeだけでなく、BSやスカパーでもトムジェリがやっていることを知ってしまったので、それももちろん見たがる。ほかの変なテレビよりはいいかなとやや甘く見てしまっていることもあり、ここ数週間は寝ても覚めてもトムとジェリーばっかり。知らないうちに日本語版じゃない(無学な私にはどこの言葉かもわからないけど英語ではないと思う)主題歌を歌えるようになってる始末。また、特にジェリーが好きすぎて、しばしばなりきっている様子を見ることも。保育園でも披露しているようで、迎えにいくたびに先生から「Pくん、今日もトムとジェリーやってました〜」と笑われている、そんな日々です。
ところで、Pがトムジェリにハマってることを母に話したら、母も子供の頃見ていたという話になった(それ自体は別に驚かないんだけど←Pは信じてなかったが、それはばーちゃんにも子供時代があるということが理解できないからだろう)。で、母が「あの家…大きい冷蔵庫があって、いつもハムとかケーキとかでいっぱいで、これぞアメリカって感じだった」としみじみ語るのを聞いて、はからずも色々考えさせられてしまった。
トムとジェリーは(そういう目的で作られたものではないにせよ)、アメリカの豊かさを戦後の日本の子供たちに植え付けてきたものだったんだな…。でも、冷蔵庫が三種の神器になって以降の私たち世代にはそんなのは関係なくなって、もっと単純な意味でのエンターテイメントと化したのかな。でもまあ、今見てもトムを飼ってる家はかなり金持ちだと思う。よく破壊されてるあの食卓とか、無駄に豪華すぎるし。
話が逸れた。何はともあれ、世の中に名作は多々あれど、こうして受け継がれてきて、2010年に生まれた子どもが見ても楽しめるんだから、トムとジェリーという作品は偉大だよ。私はアメリカ的なドタバタ劇はそんなに面白いとも思わないけど、トムとジェリーにおける、音楽とアニメーションのシンクロ具合にはいつも見入ってしまう。あと、ほぼ言語のない世界でこれだけ物語を構築しているというのがすごい。Pにこの面白さがどこまでわかっているか不明だけど、いつか理解して、また次の世代に伝えていけたらいいなと思う。
あ、最後に。日本語版の主題歌の「なかよくケンカしな♪」の部分を聴かされると、「なかよくけんかしたらだめよ、なかよくあそぶの!」と憤慨するP。その2歳児らしい素直さというか純粋さに感動したわー。「本当に仲が良くないと、ケンカなんかできないんだよ」という夫の言葉を理解できる年齢になるまでは、今のままでいてほしいなーたぶん無理だけど。