ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

そんなわけで、会社を1月いっぱいで解雇になったでござる。
というのは、会社がやっていた(そして私もかつて受けていた)職業訓練の申請がぱったり通らなくなったからである。1月開講が通らず「まあ次回は通るでしょ」と言っていた頃が懐かしく、2月開講が通らなかった時点で常勤以外の講師は皆切られて私も「来年はとりあえず3ヶ月契約にしてほしい」と言われ、ああこれはたぶんもうだめだな春までか〜と思っていたら、その3ヶ月の契約を正式に交わす前に3月開講も通らないことが発覚し「ごめんやっぱ今月いっぱいで」ということになった。そもそも職業訓練で一人必ず専任の事務員を置かなければいけないというルールのために私は雇われていたので、職業訓練がない以上は私を雇う理由がない。
それ自体はまったく納得しているし、そうでなくてもない仕事を無理やり作ろうとジタバタし始めた時点でこの会社はこの先長くないかもしれないと感じ始めていた。今目の前にある仕事をきっちりこなしていけば、細く長くでも続いていくと思われたのに、社長はそういう考えのできない人で(こんな不況だからこそ、下手に手を広げずに確かな仕事をしていくことが大切だと私は思うのだが「氷河期世代ってそうやって冒険しないから儲からないのよ〜」と一蹴された。もちろん不況だからこそのビジネスチャンスってのも理解はできるけれど、他でもやっているようなことをやるという凡庸なアイディアで捕まえられるものではないと思う)、結局のところ、新しく金を生み出すために資金をかなり浪費している上に、目の前にある仕事がおろそかになっている現状。しかも、11月くらいからそんなジタバタに巻き込まれて、私もすっかり心身ともにボロボロになってきていたので、今はそこから解放されることにホッとしている。
ただ、そんな流れの中で私個人として溜まっていった恨みというかそういうドロドロしたものが、解雇宣告とともに私の中で爆発した。会社が苦しいから雇えないと言えばそれで済む話なのに、「だってあなた生活かかってないし(確かに私以外は生活がかかってたり借金抱えてたりする人だけど、別に腰掛で働いていたつもりはないよ)」「子どもだってこれからどうせ病気いっぱいするし、働くの大変でしょ?(勝手にPを病気にしないでほしい、しかも小さい子どもがいることに理解があるのよーといって雇ったのはどっちよ)」「専任の事務なら、やっぱり週5でフルタイムのほうがいいし(最初に週3ぐらいで働ける主婦の人という条件で探していたのはそっちなのに)」とか。あとはちょっと業務上のアレなので書けないけど、言わんでもいいだろうというようなことを一言二言どころか二十言ぐらい延々と言われて、私は怒りのあまり第二形態に進化した。もちろんその場ではしおらしくしてたけど、リベンジする気満々。
リベンジといっても別に会社に損害を与えたりするつもりはなく(たぶんもう長くないし)、私に一旦は任せてくれた仕事を、退職後、私一人でも形にしようと思っている。つーか任せてくれたときは本当にすごく嬉しかったんだけど、結局はあれも単なる思い付きだったんだな。私に丸投げして準備をいろいろ整えさせて、業者を選定し、それにかかる費用の見積もりが確定となった時点で「え、そんなにかかるの? ちょっと待って」の一言で頓挫した。一応「ちょっと待って」の言葉を私は信じていたし、社長も何度も「○○の仕事が決まったら」とか「年が明けたら」とか、いつかはgoサインを出すと話していたので、私としては薄々ひどい会社だと思い始めていたけれど、とにかくこの仕事を終わらせるまでは辞めたくないと思っていた。でも解雇宣告のときに「あの仕事の件は」と聞いたら「やっぱり予算ないから無理」と言われたので、完全に吹っ切れた。
それを、私が絶対に完成させる。この仕事を全うしないと、私のこの半年が本当に無駄になってしまう。Pと一緒にすごすべき大切な時間をたくさん犠牲にしてきたことへの対価を、そうでもしないと私は手に入れられない気がする。
完成させて、それをどうするかはまだわからない。できれば会社立ち上げて売っていきたいけど、夫はなんでもかんでも頭ごなしにダメだというし、Pもいるから動きにくいのは確かだし。ただ、今はそのための方法とか予算とかをまとめつつ内容も詰めて、すぐに動けるようにしておこうと思う。
まあそんな感じ。いろんな会社を渡り歩いたけれど、ここは会社というか社長が今までの中で最低だったなあ。これだから女社長はダメだと思われるんだよ、という見本のような女社長だった。ま、反面教師というかたちで、経営について多くのことを学ばせていただいたのでよしとするか。
そんなリベンジとは別に、とりあえず保育園を退所にならないよう適度に仕事をつないでいく必要もあるので、またバタバタします。怒涛の30代、to be continued ってかんじ。