ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

少し早いが今年の総括

今年の自分を漢字一文字で表すなら、と考えて、「転」が思いついた。起承転結の転というより、ひっくり返ってばかりの一年だったという意味で。
一番大きいのは、やはり妊娠か。二人目はできないと思っていたので、正直自分のことながら驚いた。そして、まだ形になっていなかった私の中のいろんな予定を組み替える必要が出てきたけど、それは生まれてから考える(と、余裕かませるのが二人目ってところか)。ただ、つわりだけはどーにも大変で、暑い夏が本来は好きな私もさすがに夏を恨んだ。
そして転職。1月に前の会社を解雇になったことから始まり、なんでもいいからアロマに関わる仕事をと始めた月2回の販売のバイト。それが慣れてきた頃にうっかり妊娠してしまい、やはり解雇覚悟で会社に報告したら、なんと内勤に転向させてもらえた。これが一番意外な「転」だった。拾ってくれた会社には、本当に感謝している。
アロマセラピストの資格もとれた。取得のためのカルテ症例集めは妊娠前にほぼ終わっていたのでなんとか提出でき、実技試験は一度落ちたけど(つわりを言い訳に)再試験で合格。そうして、つわりが落ち着いた頃に資格認定完了という、七転八倒ながらギリギリうまくいった感じだった。今年やっとかなかったら、来年は赤子抱えてそれどころじゃなく、たぶんそのまま資格を諦めていたと思う。
Pの幼稚園探しもあった。それをすることになったこと自体がそもそもの方向転換だったけど、探しはじめてからも自分の中でたくさん変更があった。百聞は一見にしかずというか、予め集めていた情報と、実際見学した感触とが違いすぎて、混乱ですわ。希望園を変えると、思い描く来年以降の生活もがらりと変わるもんで。これも意外と大きな「転」。
楽しくなってきたバンドを辞めざるを得なくなった事件もあった。最後は妊娠を理由に脱退したけど、それは言い訳に過ぎず、決定的に続けられない事情ができてしまった。でも、思えばそれは長いこと縛られ続けてきた悪縁から、ようやく脱却できたということかもしれない。そのために失うものも少なくなかったけど、これもまた運命の一転。
つわりの軽くなった秋以降は、仕事を頑張った。具体的に期限が見える以上、とにかく産休までにやるべきことをしておきたかった。一応復帰はできる予定だけど、会社にとって私に復帰してもらわなきゃならない必要性を作っておきたかった。週3、時短、そして薄給という条件から考えると働きすぎなくらいの仕事をこなした自信はある。フル回転しまくってた。
まあそんな「転」の日々でした。もちろん各場面において私が妊娠したということは大きなファクターになるんだろうけど、妊娠によって何かが転じたわけではないかな、と思う。Pのときは妊娠出産てもっと人生を塗り替える一大事だと思ってたけど、子どもを産んだところで自分が変われる訳じゃないことはよーくわかったから、体を大事にすること以外はあまり妊娠を意識しないで過ごした。だからか体調も精神面も概ね安定してたと思う(アロマやハーブでコントロールする方法を身に付けたというのもあるだろうけど)。
しかしまあともかく、今年の「転」は私に何か変化をもたらした気がする。というか、実際にはまだ変化はしていないけれど、たぶんこれから変わっていくための舞台装置作りが始まった感じ。着実に、何かの準備が進んでいる。楽しみだな。
とはいえたぶん来年は新生児と新園児の世話が中心となるので「一回休み」の年になると思うけど。半年くらいはどっぷり子供と向き合って、またゆっくりでいいから、次のステップを踏み出せるといいなと思う。
どうか来年も私にとってアナタにとってよき一年になりますよう。