ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

断乳あれこれ

いつかしなきゃいけないと思いながらも、いっときの苦労を避けて、求められるままに授乳をしてきてしまい、気づけばPも1歳11ヶ月。当然のことながら、母乳で栄養を摂るような段階ではなく、保育園では当然パイなしで寝てるわけだからそれが無いと眠れないわけでもない。おそらく甘えたい気持ちの具現化というか、安心の象徴というか、Pにとって授乳はそういうものとなっていたのだろう。
私としては、ここまで来たら本人が本当にもう要らないというまで続けようかなという気持ちもあったのだが、何しろ噛まれると痛いし、酒もおちおち飲めないし、いつまでも私がいないと夜眠れないというのも困るだろうし、まあ2歳の誕生日までには……いや、できれば今年中には……てか、12/23にライブ行くからその日までに完了してれば……などと考えていたところ、12/11に夫とPを留守番させて単独で友達と飲みに行くことになり、そこでまあ結構飲んだし、私が帰る前に夫がPの寝かしつけをしておいてくれたし、これが良い機会なんじゃ、と思って突然計画は決行されたわけである。
初日12/11は、ひどかった。何度夜泣きに起こされたかわからない、というか、寝る暇もないくらいだった。でも意外とこの日は夫ががんばってくれて、私が抱っこするとどうしてもパイをまさぐってしまうので、夫が抱っこしてゆらゆらとんとんやってくれたことで少し落ち着いたり、泣いたら少し明かりをつけてお話したりとかして気分転換することで、とにかく一夜を乗り切った。
12/12は、保育園から帰ってすぐにパイをせがまれる。あまりに突然の断乳で可哀相かなと思ったので、おやつをたっぷり食べさせてから、「最後のパイにしようね」といって、気が済むまで飲ませる。そして、気が済んだところで「じゃあパイにバイバイしようね」と言うと、素直にバイバーイ。わかってるんだか、と思っていたらやっぱりわかっていないので、また夜寝るときにパイパイくれくれアピール。「さっきバイバイしたよね」と、とにかく言い聞かせることで乗り切る。この日も夜は何度も夜泣きに起こされ、私もめげそうになるが、なんとかかんとか、乗り切る。ちなみに、パイに酢を塗ると子どもが嫌がって飲まなくなるというのをどこかで聞いたので塗ってみたが、私のほうが匂いに耐えられず。
12/13、保育園の先生たちにも「おっぱいバイバイしたの?すごいねー!」などと言ってもらい、ちやほやされるP。ここでようやく、パイ飲まない俺すごい、みたいな空気がわかってきた様子。帰宅後にはパイをせがまず、夜寝る前にはちょっと「パイパイ」と言ってみたものの、「バイバイしたでしょ」と言うと、ああそうねという感じですんなり寝た! 夜泣きも1回ほどで、しかもすぐにすんなり寝てくれた。私もやっと眠れたー!
12/14、4日目。お風呂で突然私の乳をもみしだくという事件があったものの、帰宅後はすぐおやつにとびついたし、寝る前など、なんと自分で「パイパイね、バイバイしたね。ねー?」などと(自分に言い聞かせるために?)言って、くれくれアピールもなくなった。自分なりに断乳という儀式を受け入れたのだろう。でもちょっと寂しいのか、この日は2回ほど夜泣き。
12/15、もう心配ないなという安定感で、パイなし生活を乗り切っているP。夜泣きは2回ほどあり、1回目はなかなか収まらず大変だったけれど、泣いたからといってパイをせがむわけではなく、私の心臓の音を聞かせてあげると安心するらしいことがわかった。
そして6日目の12/16。せがみもせず、夜泣きもせず、朝までぐっすり眠ることができ、今日に至る!私にとっても、7時間とか連続で眠るのは出産以来初めて。
私としても断乳は寂しいかなと思っていたけれど、実際やってみると、予想以上に体の負担が減ったことに驚き。寝かしつけも、パイがないほうがずっと早く寝てくれることに気づいた。たった5日で完成するなら、もっと早くやれば良かったかなと思ったり、でもちゃんと話がわかるようになった今だからできたのかもしれないし、1年11ヶ月も蜜月を楽しく過ごしてきたから、結果的に私にとってもPにとっても一番良いタイミングだったのではないかなと思う。
ちなみに授乳しなくなったパイはゴリゴリに固くなったり張ったりすると聞いていたが、全然そんなこともなく。2〜3日は乳首がうずうずしていたのだが、それは物理的なものなのか心理的なものなのかよくわからない。絞ればまだ少し出るけれど、もともとそんなに張るほうではなかったので、こちらも自然消滅していくのだろう。授乳終わるとおっぱいがしぼむ(出産前よりも)というのもよく聞くけれど、今のところそうでもないかなー。
という、おっぱいだらけの記録でした。2人目でも産まない限り、こんなパイがパイがと書くこともなくなるんだろうな。なんか不思議!