ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

札幌は花火大会。私は家でせこせこ明日の準備。花火の音を聴きながら。ついでに、うちの前(公園)で花火遊びをする男女混合の中学生グループのはしゃぐ声を聴きながら。
私はここのところ、とみに青春の匂いに弱い。たぶん、それが自分にとってほんとうに遠くてもう取り戻せないものになってしまったことを自覚したからだ。つい2年くらい前まで、アホなことに私はまだまだ自分もいけると思っていたのだが、今は少しだけおりこうさんになった。今たとえば新しい恋をしたとしても、それは単なる不倫と言われるわけで、もう全然私の欲するところの青春じゃないのだ。
そんなことはおいといて、青春くん青春ちゃんたちが爆竹を無遠慮に鳴らしているのを内心「うるせー」と思っていたところに、Tシャツから電話。遅く帰る予定だと言ってたのに、早く帰れることになったって。ありゃーゴハンまだ用意してないよ、と伝えた。愛し合う二人にとってそれは、「呑みに行こう」のサイン……というわけで居酒屋へ。
たっぷり2時間ほど飲み語らって帰ったら、うちの前(公園)にまだ青春ズがいた。さすがにもう爆竹の音は聞こえないけど、もうきゃっきゃきゃっきゃと大はしゃぎで、ああ何やっても楽しい年頃だから仕方ないわなーと思って家に入ろうとしたところ、どこから出てきたのかオッサン(近所の人?)がいきなり「うるさいっ」と青春ズに怒鳴り散らす。静まりかえる青春ズは、それぞれ自分のマシーン(ちゃりんこ)に乗って、蜘蛛の子を散らすように逃げてったとさ。
「怒鳴られたとき、オッサンに向かって『今帰ります』って言った子がいたんだけどさ、あのグループに入ってたら、たぶん俺があの役目」というTシャツの言葉が、妙に心に沁みた。
テンションは割と普通です。