ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

twodogs2005-06-11

旅というほどではないけど、観光兼ねた小一時間ドライブto石狩月形。あえてYOSAKOIの混雑を避けて、札幌を離れるわけです(札幌来て丸3年にして一度もマトモに見てないから、一度くらいは見たい気もするけど、やっぱ人混みはどうもなあ)。
月形町というのは集治監*1を作るために開拓された石狩川沿いの町。ということで、まずは町役場の隣にある「月形樺戸博物館」へ。「博物館網走監獄」をぴよっとコンパクトにまとめた資料館って感じの施設。当時の建物を一部そのまま使っていたり、実物の史料が豊富だったり、かと思えば地下通路でつながっている新しい建物では映像でかっこよく月形町を紹介するなど最新型っぽい設備もちゃんとある博物館。
北海道の開拓(=北海道の歴史)は囚人なくしてはありえなかったこと、犯罪に関する資料そのものが面白いこと、そして私自身がこういう博物館がとても好きなこと、網走監獄の時はあの広さにも関わらずほとんど駆け足で回ってしまったこと、などから、今回はそんなに大きな建物でもないのに端から端までじっくりゆっくり1時間以上かけて見て回った。とても面白かった。特に江戸時代の刑罰についての史料と、樺戸集治監歴代典獄の紹介がツボだった。入場料たった300円でこんなに楽しませてもらえるなんて素晴しいなあ。
で、小腹が空いたところで、らーめんむつみ屋の総本店に。かなり手広く進出してチェーン店臭くなってるむつみ屋でありますが、北海道のこんな小さな町から始めて10年足らずでここまで広げたというのは、実はすごいんじゃないか。商才じゃなく、やっぱり美味しいんだろう、ということで初挑戦。私が食べたしょうゆは、複雑にいろいろな味が効いたダシがおいしかった。Tシャツが食べた焙煎にんにくみそは、とても香ばしくてクセになりそうな味。私はしょうゆのほうが好みかな、ん。あと餃子も食べた。皮が2種類あったのだが、たぶんTシャツは何も気付かずに食べていた、と思う。
それから、すぐ目の前の月形温泉へ。小ぎれいな町の温泉施設ってかんじだったけど、温泉はおそらく循環で、ちょっと塩素臭もしたのでがっかり。露天は温泉ではなくなぜかカバノアナタケ湯だったのだが、温泉よりもそちらのほうが良かった。今日がやや蒸し暑い気候であることも手伝って、ものすごい発汗。おかげで肌の調子はよくなった気がする。
というところで満足して、また小一時間の道のりをドライブして帰宅。というか帰り道は運転者に任せて寝た。ごめん。
札幌近辺のドライブは今まで小樽ぐらいしか行ったことがなかったけど、ぽっかり予定のない土曜日なんかにこうしてふらっと行けるところはたくさんありそう。またいろいろ調べて出掛けようと思った。

*1:今で言うところの刑務所