ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

1〜6巻/石田拓実

ジグ・ザグ丼 1 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

ジグ・ザグ丼 1 (りぼんマスコットコミックス クッキー)

久々にちゃんと読んだ漫画。最後キレイにまとまりすぎた感じもあるけど、こういうメロドラマふぜいの青春モノは好きかも。あと石田拓実の手書き文字が妙に無骨なのが好きだ。少女漫画家であんな字が無骨な人って、なかなかいないと思う。絵もちょうどいい(何が)。この人の漫画を、ほかにも読みあさってみたいと思った。とりあえず。
ただ、主人公の市菜(女子高生)より、10代で市菜を産んだ陽子さんのほうが、自分と年齢が近いんだよな。とか考えて少し凹んだ。陽子さんの若い頃の話で描かれた服装は、まさに中学時代の自分らを見るようです。いやん。
報われなかったけど、私は関谷くんみたいな男の子がホント好きで好きでしょうがないです。かわいい。これは私が歳をとってしまった証拠なのかなーと思ったけど現役(何の)の時もああいう男の子は好きだったと思いあたる。でもそういう男の子に「おまえはお母さんみたいだ」と言われたことがあるのを思い出してまた凹んだ。
5巻と6巻の巻末に収録された「若い頃の」読み切りが、ああー。て感じだった。またしても同世代感。最近この言葉を頻繁に使っている気がするよ。まあ高校生の頃の私は夢中になれるモノがたまたまあって、あそこまでスレてませんでしたが。
とどのつまりは、青春の迷走についていろいろ考えさせられる漫画でした。たぶん、極個人的に。