ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

薄荷草の恋 (講談社文庫)/田辺聖子

恋愛小説の短編集。どれも良かったけれど、とくに「百合と腹巻」「いわしのてんぷら」が印象的だった。
私は田辺聖子さんの作品をよむたびに、なんで自分はこの人の作品がこんなにすきなんだろうと考えてしまう。私とは全然違うタイプの主人公、基本的に軽いタッチの物語、だのに、恥ずかしながら一編読み終えるたびにいちいちジワッと泣いてしまう。
これ以上は語れない、あまりに自分と近すぎて。