ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

潔く柔くのラストを予想する

久しぶりの漫画カテ。読んではいるが書くほどの感想が特になくて。でも今月のクッキーを立ち読みして、これは!!と思って「潔く柔く」を思わず全巻読み返した。んだもんで、これでもかと貼る。
潔く柔く 1 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 2 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 3 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 4 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 5 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 6 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 7 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 8 (マーガレットコミックス) 潔く柔く 9 (マーガレットコミックス)
やっぱこれ面白い作品だなー。ひとつひとつの章も少女漫画的な意味で面白いけど、何より作品全体として、それぞれの章で時系列やキャラクターが入り組んでパズル的に読み解けるようになっているのが一番面白い。
以下、この作品を知っている人にしか通じない話。
ラストを予想すると、私はやっぱり梶間とカンナが出会わなきゃと思う。某掲示板とかではその可能性はもはや誰も考えてないみたいな流れになっているけれど(そこでは禄とカンナがくっつく説が濃厚だけど、それじゃ同じ痛みを抱えるもの同士で傷を舐めあうだけという甘っちょろいラストになってしまわんか)。最後に梶間が出てこなかったら、何のためにこの作品の中で梶間が絡む物語がいくつも書かれてきたんだかサッパリ意味がわからん。それに、カンナと梶間がくっつけば、最終章のラストから第一章へと話がつながって世界が完結することになるわけで、パズルとしてはそれが一番美しい形になるじゃないか!
しかし、そうなると逆に、ACT3・6・8でわざわざ描かれている梶間と瑞希のエピソードのほうが意味わからん、ということになってしまう。でも、ACT1で梶間先生が言う「婚約者」が実は瑞希ではないと思って読めば、二人があまりうまく行ってないっぽい描写だってあるし、結構伏線はある気がするんだな。ということは、瑞希という存在自体がミスリードを誘うための壮大な仕掛け……?
いや……うん。やたらめったら深読みするのは悪い癖ですね。落ち着け、そしておとなしく完結を待て、と私に言ってやってください。