ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

きせかえユカちゃん 8 (りぼんマスコットコミックス)/東村アキコ

今回は個人的に、みどりちゃんのパパに要注目。
「知らないの? 小室のEOSだよ!! あのキーボードが導入されてからTMネットワークサウンドはより一層洗練されたものになったんだ!!(中略)何百種類ものサウンドがあれひとつで自由自在さ!!」てアツい、アツすぎるよ!
前にみどりちゃんママの結婚前エピソード回想の中で、パパは「今度TMネットワークのコンサートに行こうか」っていう口説き文句を発していたが、これは女の子の気を惹くために流行ものはくまなくチェックしてるオシャレさんなキャラクター設定なのだろうと単純に考えていた。それが実は本気でTMネットワーク好きだったという絶妙な設定が、なぜか萌え……。
あと、東村アキコさんのおしゃれ遍歴というコーナー、同世代女子には絶対ツボだと思う。小学校時代はセーターかトレーナーの下に裾出しシャツ。中学時代の、怪我もしてないのにわざと貼ったバンソーコ! 古着ブームの高校時代。そして私も芸術系大学生のはしくれだったので、やはりありがちなベルボトム時代……ってシンクロしすぎです。きせかえユカちゃん自体、全体を貫く子供世代から見た大人世代との文化ギャップがすごい面白い。なんというか、痛酸っぱい感じがたまらん。東村さん「一応20代」って書いてましたが、限りなく三十路に近い20代でよろしいですよね?(じゃないと私の同世代感が行き場を失ってしまう)
ともかく、また続きが楽しみだー。