ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

逃避

相変わらず言うことが聞けず私を苛立たせるPと、魔の三ヶ月なのかたぶん暑さのせいで超絶機嫌悪いQ。二人と対峙してると私もしんどいわけだが、そんなもん3歳児と3ヶ月児がいたら当たり前のことで、大変なのをわかってて子育てしてるんだし別にもうやだこんな生活やめたいとかは思ってない。のだが、少し愚痴を言いたい、愚痴っぽくなりたいというのはあるさ。にんげんだもの
んで育児関連で愚痴を言えるとすれば相手は夫くらいのもんだが、夫は大層な自意識過剰男かつひどい被害妄想癖があるので、なんか言われるとすぐ自分が責められてると感じるらしい。私は夫のことを、基本的に育児にはとても協力的だと思うし、協力が足りないムキー!とか責める気はさらさらないんだけどな。まあ、愚痴を言われても困るというのはあるかもしらん。私だって愚痴を聞かされるのは好きではないし。そんでも必要な役割として、聞き流しでいいから聞いてほしいのだが、私がちょっと愚痴っぽいこと言い出すと、夫は速攻「だったら子どもたちを置いて家出したっていいんだよ」とか言って、話を聞く気ゼロ。えー。ガス抜き禁止でいきなり爆発を推奨するんか。
私の望みは、ちょっと愚痴を言って、あわよくば「おつかれ」程度の労いの言葉をもらえたらラッキーぐらいのもんで、育児放棄したいなんて全く思っていないし、むしろ離れて過ごす時間を苦しいと感じるほどに愛している子どもたちを置いて家出なんていう、そんな自分が望みもしないことをやっても気分が晴れるどころかよけい落ち込むのだが、そういう感覚を理解してもらうのは無理なんだろうか。
まあ無理なんでしょうな…もう私は爆発するまでガスを抜くこともできず、溜め込むしかないんだな…と思いながら過ごすこと数週間。
思ったより早く、本日爆発しちゃいました☆
きっかけは、あまりに下らなすぎて書けないけど、ちょっとした愚痴をこぼしたら「またそうやって当てつけみたいなことを言う」と言われ、意味不明の被害妄想に耐えられなくなって、家を出た。
午後3時くらいだったろうか。かねてから行きたいと思いながらなかなか行けなかった美容院に直行した。幸い、予約なしでも5分ほど待つくらいで席に通された。産後の抜け毛があまりに激しく、子どもたちとお風呂に入ったあと悠長にドライヤーかける時間もないので、ばっつり短くしてもらった。中学以来のベリーショート。すっきりしたー!ちょっと可愛いげがなさすぎる気もするけど、いいよいいよ、これで暑い夏を乗りきるよ。
5時前に美容院を出た。本当はそれから、整体にでもいこうか、一人カラオケにしようか、いろいろ考えていた。そのまま居なくなろうとは思ってなかったけど、せめて8時くらいまでは帰らないつもりでいた。子どもたちを二人ともお風呂に入れ、Pには夕食をつくって食べさせ、Qにはミルクを飲ませて、一人で二人を寝かしつけるくらいまで夫に経験してみてほしかった。愚痴のひとつやふたつ、言ってみたくなる気持ちが解るんじゃないかと。
けれど、それは妄想に終わった。私は髪を切っただけで家に帰った。結局、子どもたちが恋しくなったし、髪を切って頭は軽くなっても心は思った通り晴れなかったし、それは肩や腰が軽くなっても、思い切り声を出しても同じだろうと思ったから。
Pは玄関で髪の短くなった私をみて「かわいい」と言い、Qは私が乳を出したらがっついて飲んだ(ミルク飲ませようとしたけど拒否だったらしい)。夫は夕飯くらいは作ってくれたけど、やはり私が二人をお風呂に入れ、寝かしつけた。子どもたちには私がいないと、なんて思い上がるつもりはなく、私が子どもたちと一緒にいる時間を必要としているのだと改めて思う。
Pとお風呂でした会話。「おかーさん、なんでおでかけしたの?Pも行きたかったよー」「一人で行きたかったんだもん」「Pが悪い子だから?」「そうねー」「おとうさんも悪い子?」「うん。でもPとQが好きだから帰ってきたよ」「そっか、でも帰ってくるの早かったね!」えー、もっとゆっくりしてても良かったのかー!