ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

ほぼ三週間振りくらいに東京の自宅に帰った。帰る日の決まるタイミングが悪く新幹線の指定席が取れなかったので不安だったが、なんとか自由席に座っての帰宅である。
Pは自宅のことを忘れてしまったのではと心配したが(なにしろ七ヶ月の人生に対しての三週間だから長い)、様子を見ている限りでは覚えているようだ。くつろいでいるし、笑顔がいつもより多い、わがままもいつもより多いけど。
三週間前にも寝返りはできていたが、今思えばあれは寝返り基礎編であった。すっかり成長して東京に帰ってきたPは、寝返りの応用編がすっかりできるようになったため、「うっひょ〜、こっちに行ってみたかったんだぜ」とばかりに部屋の隅とかソファの陰とかにころころころころ転がってゆく。義実家では私がPから離れているときは家族や親戚の誰かしらが見ていてくれたので気づかなかったけど、これじゃとても目を離せない。これからまた、一日の殆どを母子二人で過ごさなきゃいけないのに、大丈夫かよ。
しかしまあ、狭くても我が家は良いね。むしろ狭いからこそ良いわ。Pを抱えて階段を何度も上り下りする必要もないし、Pの見える範囲で家事ができる。多少目を離したとしても、家の中にいる限りは声が届かない場所もないし。母子二人でも安心の我が家だ。ああ、肩の荷が下りた。
今夜はゆっくり眠って、なんなら明日も一日中ごろごろして、心身のいろんな疲れをほぐしていきたい所存。