ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

出産まとめ

4月だなーそろそろ産後ヅラしてもいられないなー。
忘れないうちに出産にまつわるイロイロをまとめておこうと思っていたのだが、もう忘れかけてる。日々の慌しさに流されたわ!でも覚えている限りでメモ。
立会い出産について。事前予約制だったので事前に夫婦で話し合った。夫は血を見るのもいやなタイプなので無理しなくていいんだよって言ったのだが、大切な瞬間を見たいという気持ちはあるようで、結局「いざとなったら逃げ出せばいいじゃん」てことで立会いの予約をした。で、いざ当日になってみたら、陣痛室ではずっと夫が一緒だったものの、分娩室に移動の際すぐには夫を入れてくれないのだった。私の出産した病院では、いざ生まれるという直前にようやく夫を呼ぶということらしい。おかげで私が「だめだもう、うまくいきめない〜〜〜」と泣き言を叫んでいるところは見られることなく、偉業を成し遂げる瞬間だけを夫は見ることができたのであった。
でも、まさかそんなシステムだとは思っていなかったので、分娩室で夫にやってほしいと思い準備しておいたことがすべて無駄になった。まず分娩時に聴きたいBGMのCDは、もうCDが入ったバッグ自体、夫と一緒に分娩室に入れなかった。で、誰の趣味か知らんが分娩室では80年代アイドルの懐メロが流れていた。それはそれで面白かったからいいんだけど……(用意していったCDは、しばらく授乳用BGMとして家で活用されました)。
夫に腰をさすってくれとか頼んでおいたのも無駄だったし、アロマグッズと使用法を書いたメモも用意していったのも、バッグから出さずじまいだった。水も飲ませてもらおうと思ったりしていたのに、結局は自分でペットボトル掴んで飲む感じだった。まあ、全然想像していた出産とは違っていたけれど、それはそれで面白かった。次回があるかはわからないけれど、できれば次回も同じ病院で産みたい。次こそは持参のCDをかけてもらおう。
あと、出産の痛みについて。
陣痛は、そりゃまあ痛かったけど思ったほどではなかった。痛みの種類は人によっていろんなタイプがあるらしいが、私の場合は生理痛を重くしたような感じ。でも、もともと生理痛が重い上に腸炎を併発しやすく、のた打ち回るような痛みを何度となく経験している私にとって、陣痛は「今までにない痛み」ではなかった。本格的に痛くなった分娩前3時間ほどは、思考停止状態で乗り切ったのか、あまり記憶がない。分娩室に入ってからは、「産めば痛みから解放される」という気持ちに助けられてあまり痛みは感じなかった。
実際に産む痛み(赤ちゃんが出てくる部分の)は、よく鼻の穴からスイカを出すみたいなもんだとか言うけど、これは痛いというより熱いという感覚だった。「よく伸びるわねー」と助産師さんに言われたので、会陰マッサージの成果はあったのかも。ただ、いきんでもいきんでもなかなか出てこなかったので、腹筋が壊れるかと思った。
出産未経験者にとってなぜか一番恐いのは、会陰切開の痛み(痛みを想像しやすいからか?)だが、これはまったくもってなんてことなかった。東村アキコさんが漫画に書いていたとおり、「シャーペンの芯でひっかくくらいの痛み」だった。痛みよりも、「よく伸びる」と言われてマッサージ効果を実感していた直後なのにやっぱり切るんかい、という怒りのほうが大きかった。
全体的に、陣痛を含め出産前の痛みはあまりつらくなく、どちらかというと切開した部分の縫合・抜糸や、産後1ヶ月くらいの乳口炎のほうがよほど苦痛だった。解放されることがわかっている痛みは、やっぱり気分的に軽いのかもしれん。