ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

今年は全然花粉に反応しない、もしや出産を機に体質が変わったってやつ? と、ちょっとポジティブにシンキングしていたのだが、今さらになって目鼻むずむずしてきたよ。考えてみたら、出産からこのかたほとんど引き篭もって生活していたのだから花粉に反応するはずなどなかった。最近ちょっと暖かくて天気のいい日はPを抱いて近所を歩いてみたりしているので、それで今さら反応がでてきたというわけさ。
しかしまあ育児は大変というけれど、私は赤ちゃんの泣き声とか夜中も眠れないとかいうことよりも、とにかく言語を持たない乳児との生活ってのが精神的にきつかった。話しかけはするけれどこちらの言葉が伝わらない、むこうの気持ちもわからない。そんな相手と二十四時間べったりしていなければならないのだから、言葉を忘れそうになる。この「世界に取り残された感」といったらない。夜になって夫が帰ってきて何か話をしたくても、交代でPをあやしたりしているとあっという間に寝る時間だし、そもそも言葉を失いかけているし、気力も体力も奪われているので話ができない。一時的なことなのだからと自分を励ましながらも心が折れそうになって、これはもしかして産後鬱かと思ったりしていたけれど、ただのストレス過多だったようで、ちょっと外に出るようになった今は少し落ち着いた。
これからいい季節だし(花粉さえなければ)、どんどん外に出ようと思う。