ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

もうすぐ出産記念ツアーin鬼怒川(その1)

twodogs2009-11-08

出産を控えて、最後に夫婦二人で旅行しようということで行ってきました。母親学級で「32週までに済ませなさい」と言われたので、なんとか30週のうちに予約をねじ込んだよ(ってかもう30週かよ、自分で書いてびっくりしたよ)。あまり遠出もできない、というかしたくないので、行き先は池袋から電車1本で行ける鬼怒川に決定。ちょうど紅葉の季節だし。

というわけでスペーシアきぬがわ3号にて、ゆるりと鬼怒川へ。電車がホームに入ってくる段になって「え、この電車って全席指定だってよ!! どうしよう?」と焦っていたギャルがおりました。ちゃんと下調べしろと思った。また車内では、隣のエリアを占領していたおじさま集団がなんだかアレだった。空気読めない人はどんな団体にも必ずいるものだね。そしていい年したおじさまたちは事を荒立てたくないのであろう、空気読めない人に対して非常にやさしい。もうちっと冷たくしてもいいと思った。
まあそんなんで鬼怒川温泉駅に無事到着。昼食には蕎麦を食べようと思っていたので、あらかじめ下調べでチェックしていった噂の「二八そば」へ。ものすごい混んでてびっくり、と思ったら、単にちょうど団体様が出てきたところだったようだ。でも、そんなタイミングで行ってしまったため、店の人は団体様の後片付けでテンパリ中。席空いてるのに、しばらく店に入れなかったし、ようやく座れても、なかなか注文を取りに来てくれなかったり。店に行くのが10分遅ければ、もっとすんなり入れたのに、残念なタイミングだった。でも、待っただけあってようやく出てきたお蕎麦は美味しかったわ。

食後は軽く散策しながら、予約した宿へ直行。鬼怒川グランドホテル夢の季。チェックイン時間には少々早かったのに、フロントの対応がとっても丁寧で優しかったので、早速いい気分になる。チェックインと同時に夕方の貸切風呂の予約も済ませ、お部屋へ。とても静かにゆったりと時間の流れる(気がする)部屋で、うっとり。いきなり寝てしまいそうになったので、いかんいかんと売店を物色しにいったりしているうちに、気がつけば貸切風呂の予約時間が迫っていたので、慌てて移動。

貸切風呂はもはや夫婦ラブラブの時間ではなく、単純に夫が妊婦の私を心配するから、そして私も一人で大浴場に行くのは不安だから、という理由で必須だったのだけれど、予約してよかったー。休憩室つきの半露天! かけ流しの温泉! 本当にゆったり寛げた。貸しきり時間がたった50分なのが、憎たらしい。「3時間くらいほしいよね」「いや、むしろここに宿泊でいい」という感じ。でも50分しっかりと堪能した。そして、部屋に戻り一息ついたら、もう夕食の時間である。

最近家にいることが多く、珍しく家事をちゃんとやっている私としては、上げ膳据え膳ってだけでもう最高! 先月ヨーロッパに行ってきたばかりの夫は、和食の繊細さを見直し、感動すら覚えていた。
一品一品がとても美味しかったのだけれど、「こんなふうに夫婦二人でゆっくりと会席を楽しむなんて、産んじゃったら本当にしばらくないんだよね」「下手したら二十年後だね」と、ちょっぴりしんみりした。そんな両親の心など知らず、腹の中のPは非日常な雰囲気に興奮気味なのか、ずっと激しくダンスしておった。まあ、夫婦でゆっくりご馳走は今まで散々楽しんだわけだし、これからは多少ワタワタしても小うるさくても、この子が美味しいといって食べてくれれば、それだけで食事が楽しくなるんだろうけどね。
さて妊婦の食欲は恐ろしいもので、夫も「食べ過ぎて動けない」と言うくらいのコースを見事に完食。でもやっぱり食べ過ぎて腹がきつく、とてもじゃないけど動けない。食後はちょっとだけテレビを観ながらくつろいだけど、あっという間に電池が切れるように寝てしまった。夫なんか大浴場に行くとかマッサージ頼むとか言ってたのに、本当に何もせず就寝。21時。
つづく。