ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

禁酒明け&断食その後

新年度を迎えた、というよりは、2009年の最初の四半期を終えたところで、振り返ってみる。
まず年明けからの禁酒について。
禁酒といっても3ヶ月の間に10回くらいは飲んだ。そのうち少なくとも2回はかなり超ご機嫌になる感じまで飲んだ。それでも、だいぶ酒が抜けたなあというのが今の正直な気持ち。私はやっぱりお酒が好きだけど、飲みたい飲みたくないに関わらずただの習慣として飲んでいた分は、別に私には要らないものだったんだなあとやっと分かった33歳の春ですよ。遅すぎた春ってやつ(違う)。酒をやめただけで、3kgぐらいはするっと体重が減った。けれど、それだけでは体脂肪率はほとんど変わらなかった。
そして断食道場から帰ってからの生活。
朝に体操をやることと、寝る前にヨガをやることは、よほど体調が悪くて体が動かないときを除けば、今のところ基本的に守っている。これが1ヶ月近く経った今も守れているというその事実こそ、私にとっては奇跡だ。早寝早起きも、これはいろいろと難しい部分があるけれど(早く寝たいのに夫が午前様だったりとか)、以前よりマシになった。そして、これは至極当然かもしれないけれど、朝早く起きてまず体操をすると身体が目覚めるので、その日の活動も大変スムーズになる。すると、いろいろとやる気が出てくる。おかげで、今までまったく無知だった分野の検定を唐突に受けることにしたり、いくつかの生涯学習の講座に申し込んだり、ジムに通うようになったりなどの変化も出てきた。
こうして生活の中身が変わってきたことで、体重は意外と変わらないけれど、ずっと横ばいだった体脂肪率が減ってきた。買ったときからずっと履けなかったカーゴパンツ(なんでそんなの買ったんだって言わないで)も、とうとう履けた。弟からは顔が見違えたと言われ、母からは歩き方ひとつさえ違って見えると言われ、たまたま行った肉屋のおばちゃんには「アナタいい顔立ちしてるわね!」と褒められた……って、書いてて思ったけど、なんかこれ胡散臭いオカルト商品の広告みたいだな。いや、でも私が言いたいのは「断食したらモテモテになって、こんな私にもとうとう彼氏が出来ました!」みたいなことではないんだ、わかってくれ……。
要は、人として当たり前の生活をしていれば、中身もちゃんとしていくんだなあということ。んなこた、たぶん子供の頃から先人たちに何度となく言われてきたはずなのだが、私はずっと「体感」としてそれを知らなかったし、ぐうたらな人間なので別にそんなもん知らないでもいいやとずっと思ってきた。けれど、そうじゃなかったみたい。それを今さらになって、ようやく確認できましたよ。というご報告なのだ。
ここにおいて、断食はきっかけのひとつに過ぎない、ように見えるかもしれないけれど、実はきっかけのひとつですらない。私に必要だったのは、1週間という時間をかけて非日常の中で暮らし、悪しき習慣だらけの日常を切り離す作業だったんじゃないかなと今は思う。結果的にそれが伊豆で過ごした一週間だったけれど、別に断食じゃなくてもよかったかもしれない。でも、遊び目的で日常を一週間くらい切り離しても何も変わらないのは今までの経験でよく分かっているので、やっぱり目的意識のある場所が必要だったのかもね。