ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

RISING SUN ROCK FESTIVAL 2007 in EZO(後編)

さて、続きと総括。
救護にお世話になったあと少々テントで休んでいると、身体もあったまってだいぶ具合が良くなった。ちょうどその頃、仲間達が続々集結。ユアソンどーだったー?とか、コーネリアスはー?とか、浜崎さんは元気そうだったよーとか、それはなによりー、みたいな会話を交わす。
ようこ夫妻はこれで帰るというので見送り、皆それぞれ次の目的地に散る。私はスカパラ観たかったので、ストレイテナーに行く夫と一旦別れてサンステのレジャーサイトへ。レジャーシートの上に銀マット敷き、ブランケットも用意して防寒は完璧。まあレジャーシートの上で一人踊ってたからそんなに寒くはなかったけど。
途中、なんだか喉が渇いて飲み物調達に。100%ソフトドリンク飲むつもりで買いに行ったのに、イエローテイル屋さん(?)の「ホットワイン」の文字にフラフラ引かれてうっかり飲酒。しかもこの売り子兄さんがとても感じよくて、サービスのうまい棒1本をくれる際、「たこやき味が絶対おいしいですよ!」と爽やかに言うので「じゃあそれで♡」と言われるがまま。本当はチーズ味派。まあとにかく買ってすぐレジャーシートに戻り、ホットワイン片手にスカパラで一人気ままに踊るという、個人的にはとても満足な時間を過ごせた。
終了後、夫がレジャーサイトまでやってきて一緒にバンプ観る。が、私は先程のホットワインが早速効いてきて尿意。夫を置いてサンステ側のトイレ、長蛇の列だが並ぶ。しばらく並んでいたところ、「ここのトイレは閉鎖しまーす」と悪魔のようなアナウンス。で、橋向こうのレッドよりグリーンよりさらに向こうにあるムーンエリアのトイレに行けと。アホか!と思ったけど早く済ませたかったのでいち早く列を離れてレッドのブンブンをチラ観しながらムーンまで歩く。ふつうに10分近くかかる。遠い。しかも、ムーンのトイレもやっぱ長蛇の列。並んで並んで、ようやくトイレにたどり着いた瞬間から、今日はこの会場を出るまで一切飲み食いしないと心に決めた。
んで、どうせ今から戻ってもバンプ終わっちゃうだろうなあと思ったし、せっかく奥地まで来たのだからと、今年まだ足を踏み入れてなかった新しいグリーンオアシスのステージを観てみたり(あまりの狭さに愕然。これは入場規制かかりまくりも納得)、私が思い描いているRSRの良さってのはレッドスターの雰囲気なんだよなーと実感したり、留守番してる夫のために飲食ブースでモツ煮を買う。んでサンステ戻ったら夫はすっかり凍えていた。いやごめん。
夫が寒い寒い言うので再びテントに戻る。で、寝るのかと思ったらなぜか撤収準備。もう使わないと思われるものをがっつり箱詰めして、あとはテントさえたためばOKという段階にまで持っていく。これで安心して寝られる……
しばらくして、とよさんに「ライジングがサンするよ!」と起こされてあわあわと目を覚ます。目覚まし2回セットしたはずなのに、うっかり3度寝しちまった。つうか外が寒すぎて寝袋から出られなかった。でもそんなこと言ってる場合じゃない。
テントから出ると空はすっかり明るんでいたが、サンステではまだCoccoが歌っていた。深夜のCoccoはさぞかし怪しい雰囲気になるだろうと思っていたのに、時間がおしてるせいで妙に爽やかなステージに。だがそれもいい。とか思っている間に、日の出。ちょっと空には雲が多かったけど、今年はちゃんと晴れて良かった。
それからまた再びテントに戻り、オフィシャルツアーで来た同行者らが混む前に帰るというので見送り、私と夫はサンステの曽我部さんを観つつ時々小躍りしながら、すっかり明るくなったサンステの後方を端から端まで往復して日通ブースへと荷物を運んだ。テントすっきり。
苦労したのは、テントを畳むことだった。なにしろあまりの寒さに何もかも結露してびちょびちょ。照り始めた太陽に乾かして貰いながらゆっくり作業をすすめ(皮肉なことに、この日が3日間で一番天気良かったんだな)、その傍ら、どこからか流れてくるラジオ体操をやってみたり、あといろいろ。
帰りのシャトルバスはちょっと並んだものの座れたし、なんだかんだ言っても良かったねえ楽しかったねえと言いながら札幌市内までもどりましたとさ。めでたしめでたし。
最後に覚書。
まずトイレ。数は仕方ない、メンテはがんばってもらうしかないとして、配置はどうなの。昔はもっといろんな場所に分散してあったのに、なんで4箇所しかないの(汲み取りの都合?)。RSRでトイレが潰れるのは例年のことと思ってるけど、潰れて行かされる先があんなに遠いのはマズイでしょう。そもそも入場者数がキャパ超えてた感が否めない。予算の問題なら通し券2万ぐらいにしてくれてもいいから、もっと快適に過ごせるようにしてほしかった。んで全体的な配置も、サンステとアースという比較的若い人が集いそうなステージの付近に物販とかテントゾーンまで固めたら、そっちに人口が集中するのは当然じゃ…。ひょっとしたら橋より向こうを大人ゾーンにしたかったのかもしれないけれど、テント数とのバランスがイマイチ。2004年みたいな配置が個人的には理想だなー。あと、とにかくグリーンが狭すぎて開放感もないのは残念だった。てか正直、動員の拡大で厨とか常識のない大人ばっか増えたのが本当残念だ。大規模フェスにしたいならRIJFみたいな親切すぎるパンフレットでも作らなきゃ無理だわなー。
とまあそんなこと言いながらも個人的にはすごく楽しんだから良かったと言えば良かったんだけどね。
火の管理が面倒でもバーベキューコンロ持ってくこと・次回は一応携帯トイレを用意すること・体調は万全にすること(当たり前だ!)、あたりを胸に、また来年もできる限り参戦したいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。