ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

サイエンス+フィクション -ナノ世界とグローバルカルチャーのはざまで-

twodogs2006-02-06

あんまり事前勉強をしてなかったので、大雑把なイメージとして「科学と芸術の狭間」みたいなものを考えて入場したものの、たぶんていうかほとんど理解できませんでした。とりあえずサイトで紹介されている主5作品についての感想。

  • 「おはようございます。マッド博士!」
    • 初めに映像から見て、「なにこれキモイ」と映像の不思議っぷりにやられてしまったのだけれど、あとから見た解説には、「SFによく出てくる科学者の苦悩と、創造物との対話」みたいなことが書かれていたので、ようやく少し意味が理解できました。さらに、近くにあった糸電話のようなもの(?)が、「SFとは冷静で良識のある科学者ではなく、マッド・サイエンティストという存在があって初めて生まれるもの」と教えてくれて、その話はとても興味深かったのだが、今の私には深く考察するほどの知識もないのでありました。
  • 「脳のパビリオン」
    • 脳っていうのは科学的に分析しても芸術的に分析してもヘンなものなんじゃないか、と思いました。なんだか全然わからなかった(とくに芸術のほうが難解過ぎ)ような、それでいて興味は隠せない、みたいな。
  • 「ナノスケープ」
    • 目に見えない、そして形の変わるアート作品に触るという不思議な空間。こういう体験系は一番わかりやすいし、印象に残りやすいですね。でも、こういうのを「アートです」と言われると、私なんかはなぜか抵抗を感じます。アートってなんだろうね。すごい大風呂敷ってことなのか。
  • 「フロンティア・バス」
    • よく解らないままバスがあったので乗り込んでみたら、よく解らないまま自分らとは程遠い文化圏の映像を見せられて、よく解らないまま興味を惹かれたりもしたけれど、よく解らないままなぜかほの暗い気持ちになる、そんな展示でした。あ。科学といっても民俗学とか、どっちかっつと文系寄りだから、そういう意味では私みたいな無学ちゃんでも少しは理解しやすかったかも。
  • ワイルドカード
    • 英語の展示だったので「わかんねーよ!」と文句を言ってたら、やさしいスタッフのかたがこの展示が全部載ってるという日本語版の冊子をくれました。帰りの飛行機で読もうと思って開いたけど、途中で寝てしまったのでまだ全然理解してません。全部読んだところでちゃんと理解できるのか、解りませんがね。

というわけでざっくりと振りかえってみたところ、まだ全然理解できてないという状況が浮き彫りになったという感じですね……それが私の限界です。なお、ちょうど「ドラえもんひみつ道具で科学を考えよう!」という土日限定のガイドツアーもあって、かなり気になったのだけれど、15時55分羽田発の飛行機に乗るには時間が足りませんでした……。気になるから誰か行ってレポしてください。
ちなみにサイトから割引券が入手できるのですが、その割引券を使うと「未来割引」という文字が書かれた入館券がゲットできます。よくわからんが未来扱いされてちょっと良い気分です。