ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

[小説]まとめて
8〜10月の読書記(さぼりすぎ。でも8月9月は本を読む時間がほとんどなかったので、ほとんどは最近読んだ本だと思うよ)。20060503簡単な感想を追記。

Teen Age

Teen Age

オムニバスものってあんまり興味惹かれないけど、これはまあまあ面白かった部類。川上弘美が群を抜いて面白かった。あと一番萌えたのは椰月美智子。個人的な趣向だ。

風味絶佳

風味絶佳

期待ほどではなかった、というのが正直な感想かなあ。なんというか、想像の範囲内に収まってしまっている気がする。ある意味、安心して読める感じというのだろうか。

パレード (幻冬舎文庫)

パレード (幻冬舎文庫)

以前途中まで読んだまま放置していたのを再読。途中でオチが見えてしまうのは物足りないけどそれでも充分に面白かった、というかこういうの書くのって楽しいだろうなと思った。

その日のまえに

その日のまえに

やっぱり泣いた。泣ける本が良いかどうかは解らないけれど、ありがちに見えてもちゃんとずっしり来る。大切な人のことをもう一度見つめ直したくなる本。

ナラタージュ

ナラタージュ

惹かれるものがある傍らで、妙に鼻についたりもする不思議な魅力? 二十歳でこれを読んだら、違った受け止め方ができたかも。あまり大人向けではない気がした。

優しい音楽

優しい音楽

好きか嫌いかで言えば好きな部類なんだけど、安心して読めすぎてあまり残らなかったのが残念。でもそれは人によりそう。

女学生の友 (文春文庫)

女学生の友 (文春文庫)

援助交際等に関する偏った価値観があるような気もしたけど、自分が書く際にはこういう小説を目指したいという見本のような作品だった。でもたぶんエンタメとしては弱い。微妙な立ち位置なんだろうなあ。同時収録の「少年倶楽部」はエロかった。

檸檬のころ

檸檬のころ

これは個人的ツボだけど大絶賛。少なくとも私は、10数年前の自分がこの本の中に見えてしまった。ちょっと田舎の進学校に通っていた全ての元高校生に読んでほしいものだ。

人のセックスを笑うな

人のセックスを笑うな

私の潜在的な願望をそのまま文章にしたような作品だったなあ。もしこれを私が書いたらオナニーにしかならない。書いてくれる人がいて良かった。読むのは面白いから。

ホワイト・ラブ (幻冬舎文庫)

ホワイト・ラブ (幻冬舎文庫)

期待に応えてくれた作品はなかった。残念。