ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

「ネットノベル・パーフェクトガイド」
局地的な巷では噂のネットノベル本。私も自分のサイトに掲載している作品が紹介されているということでちらりと立ち読みしてきました。が、買いませんでした。いや、内容が気にくわないとか、表紙にでかでかと書かれたネットノベルの文字が恥ずかしいとか、そういうことではなく。ぱぱっとめくっただけでも、ボロボロでてくる誤植(?)の数々。ちょっと突っ込んで読んでみれば、ざくざく出てくる誤字脱字。現在、校正を主な生業としている私にとっては、直視できないようなていたらくでした。噂によると、サイト名が間違ってるとかスクリーンショットで違うサイトが入ってるとかいう現象も出ているらしいです。一体どんだけやっつけで本にしちゃったのさ(もしこれがネットノベルのクオリティに対する皮肉的な演出だとしたら、逆に尊敬するけど)(あ、でも自分の作品を紹介した部分に関しては大きな問題はありませんでした)。
まあなんにせよ、ネット小説の話題だけで一冊の本を作っちゃった、というのは今までにない斬新すぎる試みだと思うし、良作も沢山紹介されているのだろうし、一見の価値はあると思います。手に取ってみても、良いんじゃないでしょうか。
ちなみに私を紹介してくださっているページは、p35「山手線ゴー・ラウンド/千村はつひ」と、p63「スキマ/北岡菜々」(←なぜかミステリーのカテゴリーに入ってる……?)です。買った人も買う予定のある人もそうでない人も、機会があれば見てみてねー。