ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

ぼくお兄ちゃん

今日、保育園にお迎え行ったら、なんか担任の先生が2人「Pくんのお母さんっ」「待ってたんですよ!」と駆け寄ってきた。いつもはそんなことないので、何事かと焦ったけど、見回せばPは部屋のはしっこで、なにやら静かに佇んでいる風情。あ、私に気づいてこっち来た。
先生いわく「Pくんね、さっきからずっと一生懸命ぽぽちゃん(幼い母性を目覚めさせるという赤ちゃんの人形)のお世話してるんです。ちゃんと、壊れ物を扱うように優しく抱っこして、でも時々激しくチューしたりして(笑)、トイレに行くときも私たちにちゃんと見ておくようにお願いして…さっき寝かしつけたみたいでお布団かけてました」「もうっ、本当に可愛くてっ! お母さんにあの姿をぜひ見せたかったんですっ!!」と。どうやら先生たち、ぼくはお兄ちゃんになるんだという意志をもったPのいじらしい姿に、すっかり萌え死にそうになってたようだ。
残念ながらPが私に気づいて来てしまったので、素でそういうことをやってる姿は見ることができなかったけど。「ぽぽちゃんのお世話してたの?」と聞くと、見せてくれた。保育園に4体しかないぽぽちゃんのうち、3体を独占して作りあげた俺ワールドを。ぽぽちゃんたちには、お布団が2枚重ねで丁寧にかけられていて、さきほどPが静かに座っているように見えたのは、どうやら3人の赤ん坊をやっと寝かしつけたあと、ホッと一息つきながら寝顔を見守っているという設定だったようだ。所帯じみてる!
なんにせよ、最近は家でも腹の中の人に夢中なのは確か。私が重い毛布をかけて寝てたら「それじゃ赤ちゃんつぶれちゃうよ」とはぎとって、子供用の薄手のケットをお腹まわりだけにかけてくれたりするし(寒い)。そんなことを先生たちにも話していたので、それを前提にしての、「Pくん、本当にすっかりお兄ちゃんの自覚が…!」みたいな微笑ましさもあったのだろう。
まあ驚くほど赤ちゃんが来るのを楽しみにしてくれているのは間違いない。このテンションが、生まれてくるまで、いや生まれてきたあともちゃんと持続するかというのが、今後の課題だわ。良いお兄ちゃんになりますように。