ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

the ARROWS GUYS DANCE FOR LOVERS TOUR

於・渋谷クアトロ。前日の夜にお誘いを受け、急遽当日券で行くことに。フェスで見る機会ありそうで一度も見たことのなかったアロウズですが、以前から一度見てみたいと思っていたので良い機会に恵まれた。
初めて見る人のライブではなるべくちゃんとステージを観て歌をじっくり聴くことを心がけている私としては、とりあえず階段の上に居場所キープ。柱でステージが半分見えなかったけど、ちょっとだけ上から見下ろすフロアのノリとともに全体の空気を楽しめた。
アロウズの曲を聴いててずっと思ってたのは、「懐かしいなー」という感覚。けっして古臭いという意味ではなく、なんというか、すごい同世代感。90年代文化まっさかりに青春時代を過ごした人特有のさ(っておばちゃん発言出た)。
90年代文化って、たぶんバブルがはじけて一旦それまでの価値観が崩れ落ちたところで、新しく世間に認められたものがとても多かった。だけど、今ほど無節操に「なんでもあり」ではなく、まだまだカテゴライズが可能だったんじゃないかなと思う(というよりは、新しいものに新しいカテゴリーを割り当てることを、まだ放棄してなかったのかもしれない)。
んで、この人たちの曲は、90年代の「あのカテゴリ」ではなく、90年代全般を大風呂敷で包み込んじゃった、みたいなイメージで。普通に音源だけ聴いててもそう思うのだけれど、実際それを生で観て、全体の空気をちょこっと上から見ていたら、なんかもう、心からいろんな汁が溢れてきちゃった…/// 体は踊りつつ、心はすっかり想い出迷子。そんな感じです。
簡単に言えば、予想以上に胸キュンだったので、また観に行きたいです。今度はもっともっと踊る方向で。