ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

先日退官してようやく自由の身になった父は、今日から母とイタリアに旅行である。みんな海外行っていいよなあ。私なんかすっかりパスポート切れちゃったというのにさ。
それはそうと、両親が旅に出ると家に誰もいなくなってしまうので、今日から一週間ほど誰かが子守りならぬ犬守りをしなければいけない。うちの弟たちは二人とも千葉から出ずに、せいぜい車で20分ほどのところに住んでるはずなんだけど、東京に住んで東京で働いている私がその役目を押しつけられているのはなんかおかしい気がする……。でもまあ私と哲也(犬)は心から愛し合っているので、いいか。
何だかんだ言っても実家は落ち着くし、テレビは無駄にでかいし、ボタンひとつでお風呂も沸かせるし、結構快適ではある。ただ、一人で過ごすにはちょっと広いな。なんかもう、誰か遊びに来てよ〜といった風情であります。さみしいよ!
ところで、暇だから家の中あさってたら、中学を卒業するときにクラスメイトとか部活メイトとかに書いてもらったサイン帳(思い出づくりのために、プロフィールとメッセージなどを書くもの。今のガキどももこういうの書きあったりしてんのかね?)が出てきて、なんか軽く死にたくなった。その当時は書いたほうも書かれたほうも、たぶん単純に気のきいたメッセージぐらいに思っていたはずのものが、今見ると、いくらでも深読みできるからな。「ふーん、あの子は私のことそういうふうに見てたんだ」みたいなことが、解ってしまうのよね。基本は何も変わらないんだけど、良くも悪くも知恵はついてくもんだ。だって、気が付けばあの頃の二倍生きてるんだもの。
ああ、生きているのが恥ずかしいです。