ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

微妙、ということばについて、ひとしきり悩んだ。ちなみに「微妙」をgoo辞書でひくと、こんな風に出ている。

びみょう ―めう 0 【微妙】
(名・形動)[文]ナリ
(1)なんともいえない味わいや美しさがあって、おもむき深い・こと(さま)。
「―な色彩のバランス」
(2)はっきりととらえられないほど細かく、複雑で難しい・こと(さま)。
「両国の関係は―な段階にある」「―な意味あいの言葉」
[派生] ――さ(名)

つまり「微妙」というのは良くも悪くも「なんともいえない」「はっきりととらえられない」という意味を持つ言葉なのだけれど、ていうかまあ、そんなことは頭では解っているのだけれど、私の身の回りではこの言葉を悪い意味で使うほうが多いわけだ。たとえば「あの人微妙だよね」って言ったら、「あの人はなんともいえない美しさがあって、おもむき深いね」という意味だと捉える人は少ないはず。むしろ、はっきりと捉えられないようなものではなく、明らかに否定的。「はっきりとは言いにくいけど良くない」という意味に転じかけているのだと思う。
だから、「微妙」という言葉を前向きな意味として使っているのを見ると、「間違ってない」と思いつつも、どこか抵抗を感じてしまうというわけだ。
この仕事を始めて以来、こういう言葉で悩むことがとても多くなった。若かりし頃はそういうのを見つけるにつけ、「言葉の使い方が辞書的な意味と違う」と指摘するような趣味がなきにしもあらずだったんだけど、年とって丸くなったのかな。
でも言わなくなった(これもそれも間違いとは言い切れないと知ってしまった)ぶん、人の文章を読んでいてひっかかりばかり感じるようになったし、自分がくそまじめに文章を書くことも恐くなった。漢字なんかも選び方によって意味が変わってきたりするので、なるべく使いたくなかったりする。

そんな私なので、最近はこんなの↓に心ひかれてばかり。*1

77 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 04/12/29 12:03:32

  でつ

じっとみてるとスヌーピーに見える。

78 名前: 名無し物書き@推敲中? [sage] 投稿日: 05/01/02 17:58:43
にしこり
↑じっとみてると松井になるらしい。

わ。ほんとに見えた!