ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

いよいよ来週に結婚式を控えた新夫婦と、作ってあげるブーケの件を打ち合わせるためにお茶。打ち合わせのはずだったけど、ブーケの話は初めちょこっとだけで、あとは雑談。結論としては、私たちが太るのは北海道のせいだ、というところで落ち着きました。食べ物が美味しすぎるし、夏なのに夏バテしなさすぎる。正直、こっちに来てからどんどん生理痛が重くなってきたのだけれど、新婦さんも同じ症状のようで、これは気候の変化によって代謝が不活発になっているせいではないか、と思われる(でも、北海道の人がみな太っているわけではないという事実はどうしよう)。
帰り、自転車のタイヤがベコベコで先週から夫に怒られていたことを思い出し、近くのホームセンターに「空気入れてもらえませんか?」とお願いしに行くと、「そういうサービスはやってないんですが、空気入れをお貸しします」と現物を渡された。ようわからないまま借りてみたものの、私の知っている空気入れとは勝手が違うらしく、使い方がよく解らない……。で、あれこれ格闘していたら、通りかかったスキンヘッドのおじさんに突然「そんなんじゃだめだよ!」と怒鳴られた。恐ろしゅうて、「ごめんなさいごめんなさい使い方がわからなくて」とわけもなく私が謝ると、そのスキンヘッドさんは親切なことに舎弟っぽい若者と二人で、全ての作業をやってくれた。
ひょっとして、気さくなお店の人なのか? と思っていたら、どうやらそうではなく、ただの自転車マニアだった。最後には「これでもすぐ空気抜けるようなら、むしゴム(?)がダメになってるから。自転車屋で直すと修理代がべらぼうにかかるから、こういうホームセンターでむしゴム(?)買って取付までやってもらうといいよ」と教えてくれた。むしゴムってなんだかよく解らないけれど、心得た。
マニアという存在は、とてもありがたい。プロ(お店の人)は、金をとってサービスするので、料金外の作業については非常に冷たい。けれど、マニアの人はお金をとらず、「好きでやってるだけだから」という一言で、大抵のことをプロ並の知識でもって解決してくれる。すばらしい。もっと世間はマニアを大切にするべきです。
そして、スキンヘッドで見た目ちょっと怖い自転車マニアのおじさんとその舎弟(?)の高橋さん。今日のご恩は一生忘れません。ありがとうございました。