ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

姫君/山田詠美

土・日と久々の休みだったので(仕事中は活字を見るのが苦痛になる)、文庫本を何冊か買ってきたよ。まずは、文庫になった途端やはり手を伸ばしてしまう程度には好きなエイミーから読む。ごめん、全然脱却してないや。
「MENU」が非常に好き。こんな書き出しで小説書かれたら、そりゃあんた読まないわけにはいかないよ。というくらいの衝撃。タケシのキャラクター付けが中途半端なせいで、ラストが唐突すぎる気もするけれど、トキと麻子の関係には非常に思い入れるトコロあり。
次点が「シャンプー」。というか、山田詠美が書く子供が主人公の小説は、大抵好き。
あとは、特に言うこともなし。いろいろと手法をこねくり回しているだけで、既存のエイミー作品とたいして変わらない気がする。あと、金原ひとみの解説は、いろんな意味で納得。いろんな意味で。