ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

自殺のすすめ/渡辺淳一

久々に本を一冊読み切れたよ、もうだめぽ
それはそうと、やはり初期の渡辺淳一は良いです。外科医独特の視点、医療に従事した人にしか知り得ない世界。点は二物を与えるなあー。自分にしか書けない物を明確に持っている人の強みってのをひしひしと感じる。
個人的には、半身不随のひとが集められた病室の性欲処理事情(?)を描いた「贈りもの」が好き。表題作「自殺のすすめ」に出てくるY教授がどことなく大河内教授ちっくで萌え(そこ読みドコロじゃない)。
おまけに私もいっちょまえに北海道の各地を廻っているので、舞台が妙にリアルに思い浮かのも、楽しめる一因かしら。早く渡辺淳一は文学館いかなきゃ(近いんだし)。