ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

今朝、目が覚めたら「に」と「で」についてひとつ解ったことがあったー!(まだ考えてたのかよ、と自分でもびっくりした。ちょっとしつこく悩みすぎだなあ)
「世界にひとつ」より「世界でひとつ」のほうが広がりを感じる、と思った理由なのだが、たとえば「村で一番の力持ち」とは言うが「村に一番の力持ち」とは言わない。でも「この村に一番の力持ちがいる」という用法なら「に」が正しい。これだ。私はこの「で」をイメージしたんだと思う。「〜の中で」という意味に、必然的にその範囲内にある比較対象が含まれている。だから、「世界でひとつ」のほうが「世界にひとつ」よりも希少性が高い(?)ような気がする。
「世界にひとつだけの花」はナンバーワンでなくオンリーワンを目指しているので比較対象を表す必要がない。というか表してはいけないから「に」なんじゃないだろうか。うわあ、マッキーすげえ。深いよ。でも本当に、「いろいろ探し回ったけど他にないぜ」というニュアンスが感じられる「世界でひとつ」に対し、「世界にひとつ」にある「他の何物でもない唯一」というニュアンスを、私は閉塞的で自己満足的なものと解釈したような気がする。(これは全く個人的な好みの問題だが、私はそういう自意識を持っている人のことがどうにも好きになれない傾向があるので、それで「に」がイヤなのかも。)
まあ、それで言うと「世界にひとつの作品を作ろう」は、実際に世界中を探しても他には絶対ない作品を作ろうというわけではなく、まさにナンバーワンよりオンリーワンを作ろうというある種自己満足的な意味なので、それならここは「に」で良いのかもしれん。難を言えば、「ひとつ」を「ひとつだけ」か「たったひとつ」にしたい。でも字数がキツキツだったので、まあいいや。
グーグルでは「で」のほうがやや多いというのは、たぶん競争社会の世相を反映しているよ。私も「世界にひとつ」より「世界でひとつ」のもののほうがほしいです。とか思ってもないことを言ってみて、この話は私の中で円満解決★