ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

板橋〜十条

twodogs2007-02-12

地味に散歩ライフは続けている。ここに引っ越してきてもうすぐ一年になるけど、知っているようで知らない道はいくらでも出てくるので飽きない。そしてやはりこういうときに思う。東京っておもしろい。どの方向に行ってもちゃんと街があるし、それぞれの街になぜだか個性がある。
で、今日は板橋区役所付近からいつも行かない北側へてくてく。住宅街を抜けて、校庭で部活にいそしむ中学生を観察して、石神井側沿いを「春になったらここは桜が綺麗なんだろう(今は閑散としているが)」とムリヤリ素敵な景色を見た気分になったら、埼京線にぶつかった。Tシャツ師匠は「そろそろ疲れた」とかほざいてますが、まだ板橋と十条の真ん中ぐらいぽいので、もちっと北上してみます。
やがて見えてきたのは東京家政大学。Tシャツ師匠、「エプロンの似合う女の子がいっぱいいるんだろうな」的なことをほざいてますが、家政婦と間違えてんの? ちょうど、学校からトルソーを抱えた学生さん達がでてきて、なんかわいわいやってました。どうやら昨日、服飾科(?)の卒制ファッションショーなんてのがあったみたいで、ああ学生さんキラキラしてていいなあとか思った。最近とみに学生時代を遠く思うようになったんだよな。まだまだイケてると勘違いするのもいけないが、しがみつかなくなると一気に老け込むから要注意。意外と広い大学の敷地と埼京線に挟まれた道を行くと、なんか一生懸命埼京線を撮影している鉄のひととかがいたりしたのもなんだかおもしろかった。
やがて十条の駅が近づいて、にわかに賑わってくる街並み。なんかちょっとした行列ができてるー、と思ってみたら、けんぞうというたい焼き屋さんでした。
焼いているところを窓越しにぼんやり見ていたら(ああいう作業って見てて飽きない)いつのまにか行列に加わってしまったので、まあせっかくだから食べますか。丁度やきあがったところだし、前に並んでいる人も7〜8組っぽかったので、そんなに時間かからないだろうと、思った、です、が、なんかすごいの。みんな10個ぐらいずつ買ってくの。さっき焼き上がったものが4組くらいのお客さんで全部なくなった。次の便はまだ焼いてる途中で、結局そのあと20分くらいかかった。確かにこんだけ待ったらいっぱい買いたくなるよなーという気もしたが、うちは頑張っても二人以上の胃を用意できないので、ひとつずつ。師匠は期間限定のやきいもあん、私は塩あん。できたてのアツアツをなんとか入手。っつうかこのたい焼き、えらいデカい!生地カリカリで美味だけど、すげえ分厚いよ。焼くのにすごい時間がかかっていたのには納得だけど、あれを10個とか買っていった人には全然納得できないよ。何人家族なの?
と、不思議に思いつつ甘いもので疲労回復し、少しルートを変えて帰りました。まあまあ充実した散歩でした。