ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

↑それどんな疲れだよ、と思うかもしれませんが、仕事で雑誌の校正をやっていると言えば、少しは理解して頂けるのではないでしょうか。
ところで、今日見た記事でどうしても気になるモノがありました。それはいわゆる「2ちゃん的言い回し」。あからさまな2ちゃん語とかじゃないんですよ。日本語として全然間違ってないし多分2ちゃんなんか知らない人が見ればそれほど違和感はない文章なんです。だけど、知ってる人が見れば「これは……」と思ってしまう。そういう程度のものです。
もしも、担当のライターさんが普段から2ちゃん的言葉を多用し、それどころか、もはやアスキーアートで喋り始めそうな勢いの人だということを、私が知らずにいたならば、こんなに迷うことはなかったかもしれません。そのライターさんが意図的にその表現を使ったならば全く問題はないからです。でも、知らないうちに身に付いていてその言い回しを心の底からナチュラルに使っていたとすれば、ちょっと問題です。そう、私は記事に赤を入れる立場というよりも、人として、注意を喚起する必要があるんじゃないか、などと悩んでいたわけです。
迷いに迷ったあげく、私は結局スルーしました。「表現が2ちゃんぽい」なんて指摘をしようものなら、今度は普段気取ってる私の立場が怪しくなるからね。波風立てない主義なんだ。