ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

サドルは盗まれてなかった。良かった。
ちょっと仕事早めに上がらせてもらったし、ウキウキ気分で帰り道を走らせはじめて僅か2分ほどで雨が降り出した。しかも小雨じゃなくて結構な雨だった。
そんでもめげずに、「びしょぬれでいいーじゃなーい」と歌いながら走った。また道に迷ったけれど、動物的な勘のみに頼って走らせていった。途中で案の定、見覚えのある道へ出ることが出来た。すると、どうだろう。さっきまであんなに降っていた雨が急に勢力を失い、道は走りやすく、視界は良好、チャリンコはますます快調なのである。ああそうか、あの雨は私の心に宿った不安という名の曇り空が降らせていたのだ。と、思ったとか、思わなかったとか。
いや、思わなかったよ。