ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

フォーン・ブース

最初から最後までほとんど舞台が移動しない映画ってのは、珍しいけど新しくはないかなあ。でも、良いのはそれが電話ボックスだってことだと思う。この携帯電話主流の社会で、明日取り壊される予定の電話ボックスという設定が良い。今この時代だからこそ、この物語が成立した、と。
でもやっぱり映像なのでもっと動きか、動きじゃなければ映像ならではのアプローチが欲しかった。電話の向こうの人との会話でほとんどが占められるので、むしろ字面を追った方が心理的に迫る恐怖感が大きいような気がする。このストーリーを思いついてしまったのが小説家ではなく脚本家だったということで、仕方ないのかもしれない。
夫が「これってめちゃイケスモウライダーみたいなもんじゃん」と言ってたのには笑った。
どうでも良いけどニューヨーク行きたい。