ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

帰省はしないにせよ

家族旅行で広島へ行ってきたよ。

予定はだいぶ前に組んでいて、感染者が増えていく中キャンセルするチャンスはあったものの、あまりにも楽しみにしている(それだけ1年半我慢ばかりしてきた)子供たちの顔、自分自身も感染には非常に気を付けて生活している自負、その他いろいろな状況を鑑みて、行くことを決定。それでも最後の最後まで迷ってはいたけれど、折しも日本に3つの台風が近づいてきたという状況下、「飛行機が欠航だったら諦めもつく。飛行機が飛ぶなら、神様が行っていいと言ってるはず」なんて、結局は運に任せたりもして。

最初に思い描いていた旅程とは、ずいぶん違うものになった。一泊目のホテルは食事なしのプランで、通常なら食事に出かけているところだけど、テイクアウトのお弁当などをホテルの部屋で楽しむことにしたり、平和記念資料館も広島城もコロナのため休館中で、それでも戦争について子供たちとたくさん話ができて、二泊目のホテルではテラスで飲み放題付きのプランだったけど、19時以降はアルコール提供できないって言われたり(しかも食事を18時半からにしてしまった…)、厳島神社の大鳥居は改修中だったり(これはコロナ関係ないけど)と、まあとにかく予定通りに行かないことばかりだったけれど、それが良かったし、それで良かった。

結局のところ、自然と戯れ、日常から解放され、いつもだったら日々のやらなければならないことに忙殺されて片手間になってしまっている子供との会話をたっぷりできる時間が、必要だったのだなと思う。だから別に行先は広島じゃなくても良かったかもしれんけど、中学受験を控えたPを旅行に連れていくにあたっては大義名分が欲しかったので、いまだに社会がまったくダメなPに少しでも日本の歴史や自分の住んでいる以外の地理への興味を持ってもらおうという裏テーマもあって、そこは多少でも効果があったと感じている。

なにしろPにとっては小学校最後の夏休み。コロナ禍で友達ともろくに遊べず(ゲームやLINEで四六時中繋がってはいるけれど)、受験生だからって塾にしか行っていない毎日の中で、少しでも楽しい思い出を残してあげたかった。日頃は大して会話もしない、すっかり反抗期かと思われたPだけど、ゲームからも勉強からも解放されたらやっぱりまだまだ甘えたがりの子供で、たくさん会話ができたのは良かったな。

そして誰よりもこの旅行を楽しみにしていたQは、学校から配布されたタブレットで自主的に広島のこと(主に宿泊する予定のホテルのことばかりだったけどw)を調べてこの日に臨んだという張り切りぶりで、心から楽しんでいる様子が見られて本当に良かった。

感染に関しては、特に気をつけなければならないのは飛行機くらいのもので、むしろ帰省のほうが移動距離は近いけれど、親戚と会って一緒に食事なんかするよりは、他者とのかかわりも最小限で、それはそれで悪いことはなかったなと思う。

心配していた台風についても、ちょっと雨に降られたものの、そんなに影響を受けなかったし、神様に守られていたと思うことにする。神様ありがとう!

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