ベロニカ学習帳。

文京なんちゃらのなれの果て

中学受験まであと1年

子供をSAPIXに行かせるために家を売ったブログが話題になってるってんで、読んだ。まあ、常軌は逸してると思う。

でもうちも塾代が家計を圧迫してるわー。今のところ赤字ではないけどさ。貯金も普通にしているし、大きな我慢はしてないしさ(外食は減ったけどそれはコロナのせい)。生活で変わったことといえば、業務スーパーを頻繁に利用するようになったぐらい(今やむしろ業スー大好きおばさん)。

うちの学区の公立中はまあ昔からえらい評判が悪く、今はかなり区が努力しているのが分かるし、良くなったともいわれるし、傍から見てる分には全然いい子ばっかりじゃんと思うけど、やっぱり名前だけでもうダメという人も多いくらい悪い。さらにいえば30分以内の通学時間でも行ける私立、都立、国立の良い学校がわんさかある環境でもあるから(なのに人気の出ない豊島区)半分くらいは中受で他へ行ってしまう。そんな環境もあって、Pは自分から「偏差値」なんて言葉を覚えてきて、自然と中学は受験するもんだと考えるようになっていった。(とはいえ尻を叩かなきゃ勉強はしない…)

私は正直、行きたい学校があるなら応援するし、学歴とかよりも中学高校という素晴らしい青春の時間を本人に合った良い友達と心底楽しく過ごしてほしいという気持ちはあるのだが、二月の勝者とか、面白いけど完全にフィクションの世界だと思ってたわ。でも実際、子供の受験に目の色変えて必死になってる親を身近にもチラホラ見かけるようにはなってきてるんだよな~。

Pは実質5年生から塾に行き始めたものの、集団塾では4年生から受験対策やってる子たちに全然ついていけないことがわかったし、コロナでろくに授業にならないのもあったので、夏休みから個別指導の塾に行く決意をしたわけだが、当たり前だけど個別は月謝が高い。個別の中ではそこそこ良心的な金額設定の塾だけど、ぶっちゃけSAPIX行くより高いのではないか。でも低学年から塾に投資してきた人たちを思えば、実質1年半の短期集中ならトントンかな。なにしろ、個別指導塾に入れてから面白いように成績が上がったし、本人が勉強って楽しいねと言うようになってきたので、コスパは相当高いんじゃないかと。

この変化から、Pに合うのがどういう学校なのかもわかってきた。コロナの中、学校見学もろくにできないけれど、ようやく志望校を絞れてきた。あと1年。Pにはどんな試練と成長が待っているのか。そして、親はどれほどの金を投資するのか…。恐ろしい世の中じゃよ。